10月5日の都市整備費の質疑では、鉄道駅のホームドア設置について質問しました。

昨年度、区内の西武線の駅でのホームドア設置の計画が発表されましたが、コロナの影響で状況が変わるのかどうか、区として十分に話し合いの場を持つ必要があるのではないかということについてです。

 

(かとうぎ桜子)

鉄道駅バリアフリー経費のホームドア整備補助金について伺います。

昨年度、西武鉄道から2021年度以降に区内5駅のホームドアの整備を検討するという考えが示されましたが、その後、コロナウイルスの問題も起きましたけれども、西武鉄道の最近の動きについて、状況を把握されていたら伺いたいと思います。

 

(交通企画課長)

西武鉄道は、昨年5月に2019年度鉄道事業設備投資計画を発表し、その中で令和3年度以降のホームドア整備を検討するべきとして、区内の石神井公園、中村橋、富士見台、練馬高野台、新桜台駅の5駅を公表しています。また、本年6月には、東京都が策定した鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方に基づいて、改めて西武鉄道が整備計画を公表し、区内5駅をホームドア整備の優先駅として位置づけております。具体的な整備スケジュール等については現在、検討中であると聞いてございます。

 

(かとうぎ桜子)

今年6月に鉄道バリアフリーに関する整備計画が出されているということですので、コロナの状況にあっても引き続き積極的に進められているのかとも思いますが、このコロナウイルスの問題が鉄道会社の経営に与える影響、それに伴うバリアフリーの計画への影響について、何か現状をお聞きになっているかを伺いたいのと、今の状況下で、区と西武鉄道が話し合う機会は持たれているのかどうかをお聞かせください。

 

(交通企画課長)

西武鉄道をはじめとする鉄道事業者各社が、新型コロナウイルスの感染拡大により乗降客数の大幅な減少など大きな影響を受けていることは認識しています。

一方で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うホームドア整備計画の影響について、現時点では西武鉄道から計画を見直すという話は伺っておりません。区は、新型コロナウイルスの状況にかかわらず、駅ホームの安全確保のためにホームドアの早期整備が必要と考えてございまして、引き続き西武鉄道に対し、ホームドアの早期整備を働きかけてまいります。

また、西武鉄道との打合せ、協議状況ですが、このような現在の整備計画についてどのように考えているかとか、そのようなことについて意見交換を行っています。

 

(かとうぎ桜子)

コロナの今後の状況がどうなるか、またそれが経済にどこまで影響を与え続けるかなど、先の見通しが不透明なことも様々ありますが、当初は2021年度というと来年度以降というところで進める計画ですから、ぜひ今後の動きについても積極的に西武鉄道との話合いの場を持っていただきたいと思います。