一般質問のご報告。

介護保険について質問した内容のうち、今日は小規模多機能について。有効活用できればいいしくみだと思うのですが、課題もあると考えて質問しました。回答は、なんていうことないですが…整備をするかどうかなんて聞いてなくて、どう活用するかって聞いてるんですけどね…。

制度的課題という面も大きいとは思いますが…

 

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(かとうぎ桜子)

小規模多機能、看護小規模多機能型居宅介護について伺います。

高齢者基礎調査によれば、小規模多機能、看護小規模多機能型居宅介護事業で、利用者が適正数を下回っていると回答している事業所が75%となっています。

小規模多機能は、身近な地域で慣れたスタッフの支援のもと、通い、泊まり、訪問を利用できる事業ですが、例えば一般的な訪問介護や通所介護などとの併用ができないことによってニーズとのマッチングが難しいことや、ケアマネジャーも変更する必要があることからプランに入りにくいといった制度上の課題があると考えられます。高齢者基礎調査の中では、多くのケアマネが利用者から小規模多機能の問い合わせがあれば紹介していると答えていますが、制度が複雑なので、実際のところ利用者から小規模多機能についてケアマネに問い合わせることはあまり多くないのではないかと思います。

上手に活用できれば地域生活を継続するための要になる事業であるにもかかわらず、このままでは事業継続が困難になることも考えられます。区としては小規模多機能型事業を今後どのように展開していく考えかをお聞きします。

 

(高齢者施策担当部長)

小規模多機能型居宅介護等についてです。

小規模多機能型居宅介護や看護小規模多機能型居宅介護は、利用者の状況に合わせたサービスが一体的に24時間利用でき、住み慣れた地域での生活を支える核となるものです。小規模多機能型居宅介護は、23区内最多の16か所あり、利用率は、令和元年度実績で半数以上の事業所が70%を超えています。

区は、サービス内容や費用、利用例等を掲載した冊子を作成し、地域包括支援センター、ケアマネジャーを通じて区民にわかりやすく情報提供をしています。今後もサービス需要、地域性などを踏まえて整備を進めてまいります。