2月28日のこども家庭費の質疑では、ファミリーサポートセンターで2020年度から障害のある子への対応を明確化するということだったので、質問しました。

今までも障害のある子に関する利用の相談はあったということで、明確にして援助会員の研修やサポート体制をとっていくのは必要なことだと思います。引き受けた後のフォロー体制もしっかりとる必要があると指摘しました。

 

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(かとうぎ桜子)

ファミリーサポートセンター経費について伺います。

4月からファミリーサポートセンターで、身体障害者手帳3級、愛の手帳4度程度の手帳を所持する児童も受け入れることなのですが、比較的軽度の障害のある子への対応ということかなと思います。

今までは発達障害を含め障害のある子への対応はどのように実施していたのか。また、今回示されたよりも重い障害のある子の利用の相談があった場合は、どのように対応されるのかをお聞きします。

 

(練馬子ども家庭支援センター所長)

これまでも障害児の保護者から、ファミリーサポート事業を利用したいというご相談はございました。

そういったご相談に対しましては、対応していただける援助会員がいる場合は、可能な範囲で障害児への支援を実施しておりました。

ただし、援助会員の中には障害児への支援に不安を感じる方も多かったことから、援助会員と利用会員のマッチングが成立しない場合も多くございました。こういった課題も踏まえまして、今年度援助会員の不安軽減と障害児支援のスキルアップを図るために検証を行いまして、受け入れ体制を整えたところです。

 

次に、中重度の方の利用希望があった場合ですが、ファミリーサポート事業につきましては有償ボランティアにある事業でございますので、そういった点を利用会員にもご理解いただいています。

そういった点もございまして、対象者を軽度障害児とさせていただいていますが、一方で障害の等級が重くても、一概に支援が難しいというわけではないと考えてございます。そこで、中重度の障害児に関するご相談があった場合には、利用登録の際にお子さんの状態を伺いながら、可能な範囲で利用できるよう調整してまいりたいと考えています。

また、援助会員の対応が難しい方につきましては、子ども発達支援センターとも連携して対応を図ってまいります。

 

(かとうぎ桜子)

援助会員の方への研修は既に実施されているようですけれども、どんな内容で実施されたのかという点を伺いたいのと、またマッチングした後の継続したフォローや相談を受けるといったような支援も必要かなと思うのですけれども、そういった点はどのように進めるかをお聞きします。

 

(練馬子ども家庭支援センター所長)

今年度、障害特性に応じた支援方法であるか、障害児の保護者支援などに関する研修を4回実施いたしまして、援助会員の約6割に当たる182名にご参加いただきました。来年度は、新規に援助会員になられた方や今年度研修を受講した方で更にスキルアップをしたい方などを対象に、より実践的な内容の研修を実施していく予定です。

援助フォロー体制としては、マニュアルなどをつくっております。