2月21日の予算特別委員会、環境費の質疑では、福祉避難所、災害医療機関の太陽光等設置補助が活用されていないことについて取り上げました。

大規模改修などにあわせてでないと新たな設備設置は難しいという現実もあると思います。

では本格的な太陽光発電を設置するなどがすぐにできない場合に、それまでの間にもし災害が起きたときにどのようなエネルギー確保ができるのか。

特に福祉避難所や災害医療機関には電源がないと生命の維持に困る方もいらっしゃると思いますので、代替手段(発電機など)でどれだけの人を支えられるのかといった現状と課題を明確にしておく必要があると思います。

 

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(かとうぎ桜子)

自律分散型エネルギー社会推進経費について伺います。

2016年度から、福祉避難所、災害医療機関が太陽光発電設備などを設置した際の補助制度があります。

練馬の環境2018年度報告によると、補助対象となる施設は、福祉避難所21カ所、災害時医療機関22カ所ということなのですが、今までの補助の実績について伺います。

 

(環境課長)

補助の対象は、今お話のあったとおりです。

対象となる施設へは、補助制度の説明など働きかけは行ってきたところでございますが、これまでに実績はございません。

 

(かとうぎ桜子)

今までに実績はなく、説明をされたということですけれども、具体的にどのような形で周知、説明をされたのかということ。また、今まで補助制度を利用する施設がないということについて、区としてどう捉えているのかを伺います。

 

(環境課長)

太陽光設備などをつくった場合に、補助をしていけるというようなご案内を各施設へしているところです。

区といたしましては、補助制度の仕組みは説明してございますけれども、やはり太陽光発電などの設備を置くには経費も要することなどから、やはり大規模改修時などでないと検討が難しいものと考えています。

そのようなタイミングの調査をいたしまして、そのタイミングに合わせた働きかけを行ってまいりたいと考えております。

 

(かとうぎ桜子)

災害時の医療、福祉の拠点におけるライフラインの確保の手段の一つとして、自律分散型エネルギーの導入は、ぜひ進めていただきたいものですし、福祉避難所等との訓練や協議の中でも、災害時のエネルギー確保について考えていくべきではないかと思います。

今区の捉え方として、なかなか改修などがないと設置が難しい、また金額も高いからというお話がありましたけれども、対象施設が今現在どのような問題意識を持っているのかという意向調査をするなど、意見交換をしながら今後の改善につなげていただきたいと思いますけれども、お考えをお聞きします。

 

(環境課長)

福祉避難所として災害時の備えが必要であることも併せて、この補助制度ともにお話ししていければと考えています。

 

(かとうぎ桜子)

ぜひ、積極的に進めていっていただきたいと思います。