いつも予算や決算の質疑は、質問した日程の順番にブログに載せているのですが、コロナウイルス関連の情報は早めに載せなければあとからでは意味がなくなってしまうと思うので、先に載せます。

3月4日の予算特別委員会で、休校に伴う障害のある子への対応について質問しました。

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(かとうぎ桜子)

自立支援給付費、地域生活支援事業経費、障害児支援給付費について関連して伺います。

新型コロナウイルスの対策として、3月2日から学校が休校になりましたが、障害のある子が日中過ごす場をどうするかということで、保護者の方々は先週末から放課後等デイサービスやヘルパーなどのサービス調整に大変苦労されています。学童クラブは、春休みなど長期休業期間中と同様に、朝から対応できるようスタッフの確保にも努力されているということですが、同様の課題が放課後等デイサービスでも起きています。

現在の区内の放課後等デイサービスの状況をお聞きします。また、区としてはどのような働きかけや対応をしているかについても伺います。

 

(障害者サービス調整担当課長)

国や都は通知の中で放課後等デイサービスに対しまして感染の予防に十分留意したうえで、原則として開所するとともに開所時間については可能な限り長時間とすることを求めております。

これを受けまして、区は3月2日に区内の放課後等デイサービス事業所に対し、国や都の通知に基づいて可能な限り障害児を行け入れていただくよう協力依頼をしております。

また、区は区内の事業者に対し、学校休業に伴って障害児の受け入れや職員体制に及ぶ影響について調査しております。昨日(3月3日)の時点で約4割の事業所が従来の春休みなどの長期休業時と同様のサービス提供を行っております。引き続き事業所への調査を行い、受け入れ態勢の把握を行って働きかけを進めてまいります。

保護者からのご相談は、総合福祉事務所や障害児相談支援事業所でお受けしまして、障害児の状況や特性に応じて放課後等デイサービスを初め、居宅介護や移動支援などの必要なサービスを提供できるよう取り組んでいるところです。

 

(かとうぎ桜子)

かかわっていらっしゃる皆さんが本当に努力されているのだと思いますけれども、それでも現状4割ということではなかなか厳しいと感じました。障害のある子の日中の過ごし方として、放課後等デイサービスだけでは不足する場合に、移動支援や居宅介護など、ヘルパーを通常よりも増やして対応するということも検討していかなければいけないという状況であると思います。一方でヘルパーが足りないので調整が難しい部分もあってご苦労されているという話を聞くこともあります。こういったお話を含め、区として保護者からどのようなご意見を今、伺っているかをお聞きしたいと思います。

それから、今回、突然の対応を迫られて緊急対応している状況ですので、放課後等デイに関してもヘルパーに関しても、通常よりも支給日数、時間数を増やしてもらいたいというご意見もありますが、その点についてはどのように対応されるかを伺います。

 

(障害者サービス調整担当課長)

障害児の受け入れに関しては、現時点で、都立特別支援学校等でも福祉サービスを受けられない方に関しましては受け入れをしているという状況もございます。

総合福祉事務所や障害児相談支援事業所において、保護者からのご相談が数件来ているところでもございますけれども、こういったご相談を受けた際にはご家庭の状況を丁寧に聞き取りまして、必要に応じて放課後等デイサービス事業所等と連携するなどしまして、可能な限り適切なサービスを受けることができるように対応しているところです。

 

(かとうぎ桜子)

保護者も事業者も不安な中で緊急の対応を進めている状況だと思いますので、区としてもその時々の状況に応じた適切な情報提供、支援に努めていただけたらと思います。