一般質問の中で、自殺対策について質問した内容を3度にわたってご紹介してきましたが、今回が最終です。医療との連携について。

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(かとうぎ桜子)

医療との連携について伺います。

自殺対策は、ただ死ぬことを防ぐだけではなく、生きる希望を持てる支援が重要だといわれます。そのため、さまざまな機関が連携して、生きる希望を持てる社会づくりを進めていかなければなりませんが、特に医療機関との連携は重要ですし、区としては今まで自殺対策の観点からの医療との連携はあまり十分ではなかったのではないでしょうか。

東京都は、「こころといのちのサポートネット」という、救急医療機関に搬送された自殺未遂者の支援体制を作っています。区の自殺対策計画には「こころといのちのサポートネットとの連携強化を図る」とありますが、具体的にはどのような内容で連携を進めていくのか、考えをお聞きします。

また、同様に医療機関との連携強化も掲げられていますが、医療機関やこころといのちのサポートネットから、地域での継続した支援が必要な当事者について具体的な相談や支援依頼があった場合、区としてどのような体制を取って支援を実施するかを伺います。

 

ようやくできた区の自殺対策計画が日に日に実効性のあるものとして効果を発揮することを期待して次の質問に移ります。

 

(健康部長)

医療との連携についてです。「こころといのちのサポートネット」は、救急医療機関等に搬送された自殺未遂者等を精神科医療や地域の支援につなぐ相談調整窓口です。区との連携を強化するため、具体的なケース検討などを行う連絡会を新たに開催します。

また、自殺未遂者に関する相談機関の情報をまとめたリーフレットを救急病院等に配布し、周知を図ります。医療機関等から連絡を受けた場合は、精神保健相談やアウトリーチ事業等により、必要に応じて関係機関とも連携支援を行います。