2月19日は産業経済費、環境費の質疑をする日で、まずは産業経済費に関連して区内の農家さんの農薬、化学肥料を減らす取り組みについて質問しました。


〈かとうぎ桜子〉

環境保全型農業推進経費に関連して伺います。

区内の農家の減農薬や無農薬、化学肥料を減らす取り組みは、どのように行われているのか、またそれに対してどのような支援を行っているのか、伺います。

 

〈都市農業課長〉

エコ農産物認証制度という東京都の制度がございます。

こちらは環境保全型農業の推進と安全・安心な農産物を生産する都内農業者を支援するために実施されている制度です。

農産物ごとに化学合成農薬と化学肥料の使用料基準を定めまして、農業者がその削減に取り組んだ場合に、どこどこの農業者が生産した農産物という形で農業者と農産物をセットで認証するものです。


基準より25%以上削減した場合は東京エコ25、50%以上ですとエコ50、不使用・100%使わないことになりますとエコ100という3区分で認証しております。


その支援ですが、一つは東京都の支援がございまして、東京都の農薬改良普及センターの普及員がこの取り組みをするに当たってのアドバイスをしております。

あと私どもとしましても、減農薬のために必要な資材の調達経費について、環境保全型農業推進事業ということで補助しておりまして、この認証を後押ししています。

 

〈かとうぎ桜子〉

区民の皆さんが地元の野菜を使いたいという思いはたくさん持っていらっしゃると思います。

農薬や化学肥料の取り組みはどうなっているのかと知りたい方も多いのではないかと思います。

食の安全という面はもちろんですが、住宅地での農業という都市農業の特性を考えても、安全に向けての取り組みを区民の皆さんに発信することは大切だと思います。どのように取り組まれているのか、また今後についても伺いたいと思います。

 

〈都市農業課長〉

認証数も区内は都内最大という状況でございまして、非常に住宅地の中ということもございまして、こういった減農薬に関心をもっている農業者が非常に多いことが特徴です。


現在、直売所マップを掲載している農産物ふれあいガイドというのがございまして、この中でも、どの農業者がどの農産物についてこの認証を受けているかを記載して、PRするようにしております。


また、今後ですが、例えばマルシェなどでもお客様が農家に農薬の使用について聞かれている場面をよく拝見いたします。こうしたマルシェなどの機会でもPRしてはどうかというところで、主催の農業者の皆様とも扱いについて協議してまいりたいと考えています。

 

〈かとうぎ桜子〉

ぜひ、区民の皆さんが知る機会を工夫していっていただければと思います。