決算で質問した内容の報告、時間がかかってしまいましたが、今回で最後です。

子ども家庭費の最後の項目として、若者への支援について質問しました。質問している途中で質問時間がなくなってしまったので言いたいことの一部しか言えなかったのですが…。
もともと練馬区ではニートの状態にある若者などを想定した「わかものスタート支援事業」というものがあって、今は、履歴書の書き方などちょっとした訓練があれば就労につながるかもしれないという人のためのサポートを中心にやっています。また、家族支援としては引きこもりがちな若者の家族向けの講座などをやっています。

一方で、国が「若者サポートステーション」という事業をやっていて、今年度から春日町青少年館の場所を貸す形でこの事業が始められています。こちらは、まずは引きこもりがちだった方がスポーツやレクリエーションなどの活動に参加することから始めていこうということを中心にやっており、また家族支援も始めているということです。

区がやっていた家族支援は、講座から先の活動にはつながっていないようだったので、まず家族支援についてはこの2事業が連携していくことが必要だということ、そして若者の支援についても両事業が連携しながらやっていく必要があることを指摘したく、質問をしました。

引きこもりがちな方々へまずサポートをつなげるというところからして難しいわけですが、例えば横浜市では、引きこもりがちな女性に対する就労訓練という形で対象者を絞っての事業も行っているようです。対象者を絞る事業を複数組み合わせることでニーズを掬い上げやすくする工夫も今後、必要ではないかと思います。

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(かとうぎ桜子)
わかものスタート支援事業に関連して伺います。

この事業は、2012年度に6事業を実施したということですが、その中で、まず若い世代への就職支援、メンタルケアの個別相談について伺います。

就職相談は延べ90名、メンタルケアは延べ12名が利用されたということですが、どのようなニーズをお持ちの方が多かったのか、また、区としてどのような機関と連携しながら実施してきたのか、どんな成果が得られたのかをお聞かせください。

(青少年課長)
今、お話がありましたこの個別相談については、ニーズとしましては、連携する関係機関とも関連しますけれども、ハローワークなどとよく連携をする事業です。

若者のニーズとしては、就職したいのだけれども履歴書の書き方が分からないとか、もう少しで就職がうまくいくという、就職に一歩手前の方がこういった個別相談を受けて就職につながっていくという対象です。連携機関については、ハローワークが多いということです。

(かとうぎ桜子)
今のお話ですと、この事業を利用された方は、就職のためのスキルを少し訓練することによって就職に結びつく可能性の高い方が活用されているということかと思います。

引きこもりがちな人たちへの支援というのは、今年度から始まっている若者サポートステーションの方で実施されているという理解でよろしいのでしょうか。

(青少年課長)
ねりま若者サポートステーションは今年度から実施した事業でございまして、引きこもりの方とか、まだ、なかなか就職まではいかないけれども社会参加をしていきたいという方が対象になっています。

(かとうぎ桜子)
こういった若い方々への支援、家族に対する支援ということも課題としてあるかと思います。
ぜひ、この若者スタート支援事業と若者サポートステーションとの連携をしっかり取っていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。

(青少年課長)
しっかりと、それぞれの事業のよい面を生かしてまいりたいと考えてございます。