ブログの更新がずいぶん間あいてしまいました。

今回のブログでは、7月15日に横浜市の男女共同参画センターで実施している「めぐカフェ」の事業を視察してきた様子をご紹介します。

会派を一緒に組んでいる議員さんと5人で、横浜市の南太田という駅の近くにある施設「男女共同参画センター横浜南(フォーラム南太田) 」に伺いました。

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この施設では、例えばさまざまな講座がおこなわれていたり、依存症やDVの被害体験など様々課題を抱えた人同士の自助グループをおこなうなどの活動がありますが、この施設の1階に喫茶スペース「めぐカフェ 」があります。

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(めぐカフェで紫蘇ジュースをいただきました。)


「めぐカフェ」は2010年にオープンしたカフェで、若い女性のための就労支援の場になっています。

行政が実施している女性への支援はたとえば子育て支援、結婚・出産を機に仕事をやめた女性が復職するための講座などのサポート、DV被害者支援などがありますが、結婚していない若い世代の女性を対象にした事業はあまり考えられてきませんでした。そもそも、困りごとを抱えているかどうかの把握すらおこなわれてこなかったといえます。

そこで横浜市では2008年に若い女性の状況調査をおこないました。そして調査の中で、生活や健康面での課題を抱えて孤立する若い女性が多くいることを把握しました。しかし一方で結婚していない女性の場合「家事手伝い」と位置づけられて、ひきこもっている状態すらも把握されることなく、サポートから外れてしまうのです。若い人のための就労支援策として国は「若者サポートステーション」という事業を実施していて横浜でもやってはいるのですが、女性の参加は少なかった(男女比が7対3)ということもあり、別途、女性のための支援を始めたという経過があったそうです。

 「めぐカフェ」は現在、月曜から木曜の11時30分~16時に営業。就労支援の講座を受講し終えた女性たちが実習生として訓練を受けています。

今まで、困りごとそのものが把握されていなかったことに光を当てていくことはとても大切だと考えます。
練馬区も石神井に男女共同参画センターがあります。そこで取り組むべき課題として提案していきたいと思います。

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(会派の皆さんと一緒に。)