(かとうぎ桜子)
次に、認証保育所経費について伺います。

今回、変更になる子育て制度では、認証保育所については位置づけがされていないため、認証保育所を利用する方、事業にかかわる方とも、今後について心配されています。

文教児童青少年委員会では、今までも国に対して制度への位置づけを働きかけてこられた。都も認証保育所への支援は継続する方向性であるという答弁があったかと思いますけれども、現状では、制度の中に位置づけられていないままで、再来年度以降も事業が継続できるか、先の見通しが立たないというご不安はあると思います

間もなく新制度が開始されるという現状の中で、最近の都や国の動きについて、どうなっているか、また、区としてどう考えているか、お聞かせください。

(保育課長)
東京都におきましては、認証保育所について、今後も支援していくと言っているところです。練馬区としても、引き続き、支援を継続してまいります。

(かとうぎ桜子)
区として、主体的に認証保育所への支援はどういったあり方があるか、今のようなさっくりとしたことではなくて、見解をきちんと示していっていただきたいと思います。

新制度の趣旨が、小規模保育も含めて、保護者が状況に応じて選択しやすいものにしていくというものであるならば、認証保育所をきちんと位置づけていくことも必要だと思いますし、その中で、それぞれの保育所の質の向上を図っていくことや利用料金が高いという課題への対応など、解決すべき点もまだあるかと思います。その点については、どう取り組んでいくか、お聞かせください。

(保育課長)
まず、質の問題でございますけれども、先ほども小規模保育のところでご説明しましたけれども、区、東京都、特別区でさまざまな保育士向けの研修をしております。

そういった中に、今もお声をかけさせていただいておりまして、今現在の状況でございますけれども、認証保育所の方も延344人ご参加いただいております。
こういったことを今後も続けるとともに、認証保育所にお勤めの方で保育資格を持っていない方については、保育士資格の取得の支援をやっていきたいと考えているところです。

また、利用料金についてでございますけれども、今回、この4月に向けては、認可保育所の保育料は最低限の改正だけさせていただきました。
今後、保育所、幼稚園、それから、新しく創設します練馬こども園といった保育所については、その整合性を図るべく検討することになっております。認証保育所の保育料につきましても、そういった中で検討してまいりたいと考えています。

(かとうぎ桜子)
ぜひ、認証保育所を利用されている方や現場の方の声も聞きながら、改善を進めていっていただければと思います。