昨日やっと「Black Friday Sale」とやらが終わったようですが、もうすぐ12月という事で各社一斉にクリスマス商戦に突入です。
この時期はJohn Lewisなどのデパート系、M&SやTescoのスーパーマーケット系、ChanelなどのハイブランドからH&Mのストリートブランドまで、クリスマスのイメージ広告を作成します。
今年話題になっているのがH&Mのクリスマスのコマーシャルです。
ナント、4分弱で監督がウェス・アンダーソン、主演エイドリアン・ブロディです。
ウェス・アンダーソン監督といえば美しい映像美、砂糖菓子のような色彩でも有名です。
代表作は映画『グランド・ブダペスト・ホテル』です。個人的に大好きな映画です。イギリス好きな方にはお勧めです。
主演のレイフ・ファインズの如何にもイギリス人らしい物腰、イギリス人らしいメンドクサイ知性を会話の途中にポエムでいれてくる感じ、「いるよねー、こういうイギリス人」感満載です。
レイフ・ファインズのイギリス英語も美しく、ちょいちょい入る「Fワード」や罵り語もイギリス人が日常会話でよく使うものばかりです。映像の美しさは勿論、俳優陣が超豪華です。84歳の老女を演じた英国人女優ティルダ・スウィントンは素晴らしいですし、ジュード・ロウも出ています。
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この『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出ているエイドリアン・ブロディ主演のコマーシャルはこちらです。
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ウェス・アンダーソン監督色満載の美しい仕上がりとなっております。
H&Mのコマーショルということは、俳優陣の服は全てH&M製なのでしょうか?
そうでしょうね、途中乗客がカフェテリアに行くときは、電車の廊下がランウェイの様なショットとなります。ここが新着の洋服の見せ所ですね。
(余談:東洋人のオジサマは日本人か中国人か?クリスマスの日でもスーツ姿で特急電車に乗っています。まあ、日本人のイメージでしょうね。)
そういえばウェス・アンダーソン監督、プラダと組んでショートムービーも作っていましたね。
こちらもとってもオシャレでございますよ。
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