何が心を陰らせていたのか? 〜初!単独ホールコンサートまであと15日!〜 | SAKURAKO CLASSICS

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pianist 荒川桜子 オフィシャルブログ

アーティストとして生きるために
もっとも重要な日々の仕事とは何か?


それは
自分自身と向き合う ということ

なのだと思います。


向き合う

とは何なのか?

何と向き合うのか?


それは
自分自身の感覚と感情

なのだと、私は思います。



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前回の記事
アーティストとして生きるということ~あと16日~



遅いスタートながらも、ずっと夢見ていた
ピアニストとしての生活をはじめることができるようになり

私は、幸せを感じていたし、嬉しかったし、毎日、とっても楽しかったし
心から日々を感謝していました。


その気持ちは本当なのに、私の心には、いつも何か、どこか陰りがありました。



ピアニストといったら、音楽一家に生まれ、小さい頃から英才教育を受けて、学校、コンクール、優秀な成績で・・・などなど、私がイメージしていた「ピアニスト像」


これは、私の勝手な勘違いというわけでもなく、実際のクラシック界は、そういう世界です。


髪を巻いて、ドレスを着て、ピアニスト「っぽく」変装できても、生まれ育ちは変えられません。


どんなに練習しても、上手い人もすごい人も山のようにいる世界ですし、容赦なく優劣をつけられ、色々なことを言われもします。


そんな中で、私は「自分らしさ」を見いだすことができませんでした。


「何故、私なのか?」が分からないし、分かりたくなかったし、認めたくありませんでした。



何故ならば、これまでの人生で求めてきたことは「みんなと同じになること」と

「他人が決めた尺度、ルールの中で1番になり、他人から評価されること」

この2つだったからです。



心にある陰りを、ぐいと押し込めて、私は毎日毎日、がむしゃらにピアノを弾き続けていました。



サンタ第2弾♪






つづく。






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