所長の伊藤です。
◎お知らせ
・記事末尾の講習案内に残席数を表示するようにしました。特に狙い目の枠をピンク色で示してありますので、ぜひご受講ください。
・2023年6月の編物教室のスケジュールをアップしました。
・【新着】5月12日(金)午後の銀座教室、1席キャンセルが出ました。この機会にご受講お待ちしております!
・【新着】6月3日(土)の講習は東新宿(4、5月の場所と同じ)で行います。
・2023年5月の佐倉教室は、第1水曜が祝日のため、講習日の間隔も考慮して第2・第4水曜日の変則開催となります。
「不協和音」と言うと、組織内で仲が悪かったり意見が対立したり、あまりよくない状態を表すことを想起します。
もともとは音楽用語で、たとえばドと#ドなどのように非常に近接した和音だったり、あるいは離れていてもなんだか気持ち悪いような感じのする和音のことを言います。
今日、久しぶりにピアノを弾く時間がゆっくり取れたので、相変わらずヘタクソながら好きな曲をつっかえつっかえ弾いていました。
クラシック音楽には、一般に多くの人に心地よく聞かれやすい時代や作曲家の音楽と、結構現代寄りのちょっとひねくれたというか聞きなじみのあまりないような音楽とがあります。
ピアノを趣味として弾くにあたり、まず導入としてよく弾かれるのが前者です。
作曲家で言うと、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、シューマンなどでしょうか。
これらの作曲家の曲は、ほとんどが協和音、つまり不協和音でなく聞き心地の比較的よいハーモニーで構成されています。
ですが、ほんのときどき不協和音が登場して、ちょっとギョッとするような気持になったりすることがあります。
私、今日の気持ちは不協和音が心地よいようで、出てきた不協和音を何度も反復して弾いて響かせて、その何とも言えない奇妙な響きに聞き入っていました。
えっとねぇ、今日の曲で言うと、シューベルトの即興曲変ホ長調op.90-2(D.899-2)の中間部でロ短調に転調したところのffz(フォルツァティッシモ)のところの#ミと#ファの不協和音。
一瞬耳をつんざくような和音なんですけれど、和声的には不自然ではない不協和音。
(このトラックの1:44あたりに出てきます)
※)あ、中間部に入る前も不協和音が連打されてますね。
それと、ショパンのマズルカイ短調op.59-1の中間部でイ長調からさらにホ短調に移調したところの数か所のの不協和音。
(このトラックの1:30や1:37などに出てきます)
これも和声的には必然なのかな(アルゲリッチはあまり不協和音っぽく弾いていない、か)。
ロマン派のわりと聞きやすい感じの曲調の中で「おや?」という感じで出現する不協和音。
気持ち悪い音色と思われがちですが、今日の私の精神状態ではなんだかピリリとしたアクセントになっているような、そんな気がしたのです。
逆に言うと、不協和音が一切出てこない曲というのは、ともすれば単純になりがちです。
ちょっと変化とかドラマ性を出すためには、不協和音もたまには必要で、いい演出をしてくれるものです。
ただ、ロマン派ぐらいまでだったら、まだ不協和音は大人しめに出現するぐらいですが、それ以降、つまり印象派とか近現代になると、不協和音があってナンボみたいな感じになります。
そうなると、かなりスパイシー、あるいは破滅的、ひどいものになると音楽なのか騒音なのかわからないぐらいになります。
それでも、人によっては心地よく感じられるかもしれませんし、感動を呼ぶかもしれません。
でね、ふと思ったの。
編物のデザインでも、ちょっと不協和音的な何かが入ると、もしかしたら面白いものができるのかなぁ、と。
私の作風(なんて偉そうには言えませんけれど)は、あまり奇をてらったことはできなくて、正攻法と言うか真正面から立ち向かうというものが多いような気がします。
まぁそれはそれでいいと思いますし、実際気に入ってくださっている方々もいらっしゃるのですが、ちょっとひねりというか変化球を入れたようなデザインにも憧れます。
ただ、その不協和音の効かせ方もうまくやらないと、支離滅裂になったり、だれも見向きもしないようなものができたりするからなぁ、難しいんだろうな。
だったらいっそのこと、不協和音だらけで「なんじゃこりゃ?」というものを作ったほうが、創作という意味では意義深かったりするかもしれないでしょうか。
もちろん、まずは基本に忠実に、そこからどう遊べるかどうか。
どうせ創作するならちょっとは遊んでみたいもんね。
でも私の場合は遊びも真面目に全力で一生懸命やりそうだから、なんかちょっと違うものができちゃったりしてね。
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1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)
銀座の会議室を借りて講習をします(最寄り駅:銀座一丁目駅、京橋駅、宝町駅、銀座駅など)。
定員は2023年3月24日から6名に戻します。
この記事をアップした時点での残席状況↓
※)5月7日(日)はお休みです。
5月12日(金)(午前満席、午後1(キャンセル出ました!))
5月21日(日)(午前満席、午後満席)
5月26日(金)(午前満席、午後満席)
6月4日(日)(午前満席、午後満席)
6月9日(金)(午前満席、午後1)
6月18日(日)(午前満席、午後満席)
6月23日(金)(午前満席、午後満席)
金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30
日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00
詳しくはこちら
2) 東京都区内の編物教室(月1~2回程度)
この記事をアップした時点での残席状況↓
5月20日(土)西新宿会場(午前満席、午後満席)
6月3日(土)東新宿会場(午前満席、午後1)
6月17日(土)西新宿会場(午前満席、午後3)
午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00
3) 佐倉の編物教室(月1~2回程度)
地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します(最寄り駅:京成本線志津駅)。
※)5月は第2・第4水曜日の変則開催です。
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5月24日(水)ラウンジ(午前満席、午後満席)
6月7日(水)別館2階リビング(午前3、午後満席)
6月21日(水)ラウンジ(午前1、午後満席)
午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30
※)昼休憩に室内で飲食ができるようになりました(ただし、黙食でお願いします)。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。