糸見本帳 | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

当面の編物教室についてはこちらをご覧ください。受講の際はこちらにご協力ください。

また、感染症対策強化についてこちらをご覧ください。

※)記事末尾の講習案内に残席数を表示するようにしました。

※)近々では7月16日(土)の西新宿教室が比較的狙い目です。ぜひこの機会にご参加ください。

※)ニッターネットワーク構想、興味のある方はご連絡ください。詳しくはこちら

 

 

毛糸を買うときは、できることなら実物を手に取って、自分の手で感触を確かめ、自分の目で色味を確認することが理想です。

そのためには、手っ取り早いのが実店舗に赴き、商品を実際に確かめることです。

しかし、何らかの理由で実店舗に行くのが難しい場合、頼りになるのが糸見本帳です。

 

糸見本帳とは、ある会社が扱っている毛糸のすべての商品、すべての色の数cmの切れ端が綴じられているものです。

これを見れば、たった数cmの切れ端でも、触った感じは何となくわかるし、少なくとも色はほぼドンピシャでわかります。

(某社の糸見本帳。グラデーション糸はこれとは別に色の変化がわかる編み地写真が付くことがある)

 

ところが、近年、この糸見本帳を発行しなくなった毛糸会社が結構あるのです。

おもな理由は、コスト削減です。

糸見本帳を作るには、すべての商品・色の毛糸そのものがそれなりの量必要です。

これを業者に頼んで、すべての毛糸を数cmにブチブチ切って、紙片に糊付けして貼り、冊子の形にします。

これねぇ、材料費もそうですけれど、加工賃も結構かかるのです。

そのため、糸見本帳は名目上は有料、だいたい数千円することになっています。

しかし実情は、小売店、教室、得意先にはやはり糸を買ってもらわなければならないので、実質無償で配っていることが多いようです。

そうなると、糸見本帳を作って配るということは、かなりのコストがかかることになります。

 

そこで、近年は多くの毛糸会社で、糸の形状や色を写真に撮った画像を紙に印刷して冊子にすることで、糸見本帳の代わりとするようになってきました。

まぁ、これでも事足りるっつっちゃあ事足りる場合もあるのですが、なるべく失敗なく買い物をするとしたら、やはり実物の糸がくっついた糸見本帳が欲しくなります。

 

こんなことはありませんか?

毛糸をネットショップで買おうとして、色をショップが提供している色見本の「画像」をもとに買ってみたら、いざ届いてみると思った色とは違った、ということ。

これはねぇ、ある程度はどうしても避けられないことです。

パソコンやスマホのモニターの調整の加減によっては、本物の色の再現性にバラツキがあるからです。

現在の技術では、実物の色を正確に電子のモニターで再現することは不可能とされています。

だから、ネットで毛糸を買うのは、半分バクチだと私は思っています。

 

そして最近、私はとある毛糸を、糸見本帳はなくモニター越しのカタログで色を判断して注文しなければならなかったことがありました。

そしたら、あれ、やっぱり思ってたのと結構違う…

そこまでこだわりがなかったので、まぁこれでもいいんだけど、それにしてもやっぱり結構違うんだな…

 

もし、色や質感を結構こだわる人は、実物の糸見本帳なしに毛糸を買うと、かなりがっかりする確率が高いような気がします。

本当は、全社で糸見本帳を作ってくれて、格安で配布してくれるのがいいのですが、各社いろいろ状況が厳しいからな…

編物ブームが来て、毛糸各社がちゃんと利益を上げて、糸見本帳を作れる余裕ができるといいんですけどね。

やっぱりね、いくらITとかリモートとか言っても、結局は実物ですよ。

 

 

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1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)

銀座の一室を借りて、自由なスタイルでレッスンをします。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

定員は当面の間6名から5名に変更します。

この記事をアップした時点での残席状況↓

7月17日(日)(午前3、午後1)

7月22日(金)(午前3、午後1)

8月7日(日)(午前2、午後2)

8月12日(金)(午前3、午後2)

8月21日(日)(午前3、午後2)

8月26日(金)(午前4、午後2)

金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30

日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で受け付けます。

詳しくはこちら


2) 東京都区内の編物教室(月2~4回程度)

土曜日を中心に山手線周辺の会議室を借りて編物教室を開講します。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

定員は原則として各部6名です。

この記事をアップした時点での残席状況↓

7月16日(土)西新宿会場(午前3、午後4)

8月6日(土)西新宿会場(午前6、午後5)

8月20日(土)西新宿会場(午前6、午後4)

午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で承ります。

 

3) 佐倉の編物教室(月1~2回程度)

地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します(最寄り駅:京成本線志津駅)。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

※)受講者増加のため、試験的に2022年7月から月2回開催します。

この記事をアップした時点での残席状況↓

7月27日(水)ラウンジ(午前1、午後2)

8月10日(水)別館2階リビング(午前2、午後3)

8月24日(水)ラウンジ(午前3、午後4)

午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30

※)昼休憩に室内で飲食ができるようになりました(ただし、黙食でお願いします)。

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で承ります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。