メンズニットの製図 | 佐倉編物研究所 公式ブログ

佐倉編物研究所 公式ブログ

編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

当面の編物教室についてはこちらをご覧ください。受講の際はこちらにご協力ください。

また、感染症対策強化についてこちらをご覧ください。

※)記事末尾の講習案内に残席数を表示するようにしました。

※)近々では7月16日(土)の西新宿教室が比較的狙い目です。ぜひこの機会にご参加ください。

※)ニッターネットワーク構想、興味のある方はご連絡ください。詳しくはこちら

 

 

今日は約1か月ぶりの編物製図講座(第6回)でした。

 

今日のテーマは、メンズの製図とベビー・キッズの製図。

これまで基本はレディースの製図でしたから、ちょっと新鮮な気持ちで学習していただけたかと思います。

 

※)板書の画像は諸事情により削除しました。

 

メンズの手編みは、需要はそれなりにあるだろうのに、レディースの手編みにくらべてイマイチ流行らないんですよね。

やはり、編物人口のほとんどが女性であることからくるのでしょうか。

かつて記事にも書きましたが、メンズのニットブックが1冊も出版されなかった年も何年か前にありました。

今でこそ、季刊の編物雑誌を中心に、メンズの作品が載っていたりしますので、状況は少しずつ変わって来ているような気がしますが。

編物をする男性がもっと増えると、メンズの作品を目にする機会がもっと増えると思うんですけどね。

 

さて、メンズの作品を製図するときに一番気を付けなければならないのが、男性と女性とではそもそも骨格の特徴がまるで違うということです。

特に大きく異なるのが、背肩幅です。

男性は女性に比べて背肩幅がかなり広くなっています。

これをしっかり踏まえないと、妙なバランスの作品ができ上がったりしてしまいます。

ときどき、こんなように考える人がいます。

旦那さんや彼氏、お父さんや息子さんなど、男性にセーターを編もうとするとき、女性ものの製図(編み図)をもとにして、毛糸や針を太くして同じ形でサイズを大きく作ってしまえばいいんじゃないの?

いえいえ、それは違うんです。

男女では背肩幅が大きく異なるので、レディースのものを形そのままでサイズを大きくしたのでは、背肩幅が小さい作品ができあがってしまいます。

こうすると、袖付け線の位置が肩のほうに入り込んでしまい、実に妙なシルエットになってしまいます。

 

すなわち、男女の体型の差を意識しないと、全く似合わない作品を作ってしまうことになりかねません。

 

一方、逆は成り立ちます。

つまり、男性ものの形・サイズで作った作品をそのまま女性が着るということ。

当然、一般にはオーバーサイズになってしまいますが、これは今流行りのビッグシルエットということにすれば(好みはありますが)問題はありません。

また、袖付け線が今度は逆に肩から落ちた位置に来ますが、これは「ドロップショルダー」というものでむしろデザインのポイントになります。

 

そんなこんなで、メンズの作品を作るときは、「メンズの作品を作るんだ」という強い意識を持って取り組むのがよいと考えます。

 

 

さて、今月(あと1回ある)はいつもの永代橋近くの会場ではなく、ちょっと年季の入った雑居ビルで行いました。

とはいえやはり東京都中央区、ちょっと歩くとビルやら何車線もある通りやら、都会のまん中なんだな…

(帰り道の歩道橋の上から撮影)

 

 

※)編物製図講座は2023年度も開講する予定でいます。年末あたりに情報をアップするつもりですので、ご注目ください。

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています。

左クリック・タップで応援お願いします↓

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物教室・販売へ
にほんブログ村

※一部ブラウザ・アプリには対応していません

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

佐倉編物研究所のTwitter
佐倉編物研究所のInstagram

佐倉編物研究所のFacebook

佐倉編物研究所 販売部(作品・キットの販売)

 

〈おことわり〉

本ブログで、Ameba Pick機能を利用して、広告として商品のリンク(画像)を貼る場合があります。

 

編物ワークショップのご案内

 

※)日程等は変更になる場合がありますので、常に最新の情報をご確認ください。

※)こちらからお送りしている講習の予約受付完了メールやお問い合わせの回答メールが適切に届いていないケースがあるようです。@gmail.comからのメールが受信できるよう設定をお願いします。また、迷惑メールフォルダに分配されている可能性もご確認ください。

 

【重要】新型コロナウイルス感染拡大防止により、今後変更になる場合があります。

必ず最新の日付のブログに記載されている情報をご確認ください。

 

また、ご受講の際は、こちらにご協力ください。

キャンセルポリシー(こちら)も必ずご確認ください。

 

1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)

銀座の一室を借りて、自由なスタイルでレッスンをします。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

定員は当面の間6名から5名に変更します。

この記事をアップした時点での残席状況↓

7月17日(日)(午前3、午後1)

7月22日(金)(午前3、午後1)

8月7日(日)(午前2、午後2)

8月12日(金)(午前3、午後2)

8月21日(日)(午前3、午後2)

8月26日(金)(午前4、午後2)

金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30

日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で受け付けます。

詳しくはこちら


2) 東京都区内の編物教室(月2~4回程度)

土曜日を中心に山手線周辺の会議室を借りて編物教室を開講します。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

定員は原則として各部6名です。

この記事をアップした時点での残席状況↓

7月16日(土)西新宿会場(午前4、午後4)

8月6日(土)西新宿会場(午前6、午後5)

8月20日(土)西新宿会場(午前6、午後4)

午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で承ります。

 

3) 佐倉の編物教室(月1~2回程度)

地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します(最寄り駅:京成本線志津駅)。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

※)受講者増加のため、試験的に2022年7月から月2回開催します。

この記事をアップした時点での残席状況↓

7月27日(水)ラウンジ(午前1、午後2)

8月10日(水)別館2階リビング(午前3、午後3)

8月24日(水)ラウンジ(午前3、午後4)

午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30

※)昼休憩に室内で飲食ができるようになりました(ただし、黙食でお願いします)。

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で承ります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。