浅草橋の新名所 ITORICOT(イトリコ) | 佐倉編物研究所 公式ブログ

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編物をあらゆる角度から研究し、広く普及することを目指します。
所長は手あみ師範のアラフォー男性です。

所長の伊藤です。

 

当面の編物教室についてはこちらをご覧ください。受講の際はこちらにご協力ください。

また、感染症対策強化についてこちらをご覧ください。

※)4月の編物教室は、銀座教室(金曜)、東京都区内教室(土曜)を中心に比較的席に余裕があります。ぜひご参加ください。詳しくは記事末尾のご案内をご覧ください。

※)4月16日(土)の東京都区内教室大門会場は、特に席に余裕があります。ぜひご参加ください。

 

 

東京・浅草橋に、編物の新名所が誕生しました。

JR総武線各駅停車浅草橋駅の東口、あるいは都営浅草線浅草橋駅のA3出口を出て、江戸通りを目の前にして右折し、総武線の高架を抜けて少し行った右手、貴和製作所の入っているビル「浅草橋駅前ビル」の8階にできた糸のお店「ITORICOT」(イトリコ)。

※)都営浅草線浅草橋駅A2出口を出るともっと近くです。

 

ITORICOTには、工業用に使われていた細番手の糸を中心に品ぞろえがあります。

工業糸由来と言うことで、ほとんどの商品はコーン巻きで売られています。

(一部商品は、小さな玉巻きでも売られています)

銘柄別に、色順に並べられています。

素材も色彩もいろいろ、見るだけでもなんだかワクワクします。

 

工業糸のほとんどは、手編み糸に比べるととても細いです。

ちょうど手編みで言う「極細」よりも細いぐらい、つまり棒針0号ぐらいで編むぐらいの細さです。

そのような糸、少し前までは手編みの世界の人にはあまり注目されていませんでした。

それが、工業糸を手編みにも使う人が増えてきて、工業糸のセールなどが開かれると多くの手編みの人によって工業糸が買われていくようになりました。

 

でも、そんな細い糸を手で編むのは大変なんじゃないの?

確かに、そのまま編むのはあまり現実的ではないかもしれません。

しかし、工業糸を複数本引き揃えることで太くすると、手編みでも十分扱えるようになります。

もしくは、もともとある手編み糸に細い工業糸を1本添えると(添え糸)、素材の質感や太さ、色彩に変化がもたらされます。

そして、その引き揃え方は自由で、たくさんのバリエーションが考えられます。

同じ糸のコーンを何本か用意して、同じ糸で複数本引き揃えにしてもよいし、全く異なった種類の糸どうしを何本か引き揃えてもよい。

やり方はいろいろあるので、そのやり方の数だけ新しい糸が誕生することになります。

これはとてもワクワクすることですね。

 

あるいは、引き揃えずに細い1本のまま手編みで編んでしまうツワモノもいます。

それは、たとえばドール(人形)の服を編む人や、細かいレース編みをする人など、いわゆる「マイクロニッター」です。

日本の棒針の規格では一番細いのは0号で太さ2.1mmですが、これよりも細い、1.5mmとか1.2mm、はたまた1.0mmの特殊な棒針で編むんだそうです。

こういうマイクロニッティングの場合は、糸の必要量はほんの数gでよいのですが、お店では小巻の商品もあり、マイクロニッターにも買いやすくなっています。

 

※)工業糸を初めて使う場合は、扱いの注意点などをスタッフの方に尋ねてみることをおすすめします。

手編み糸とは扱い方などが少し違う点があります。

 

 

このように、これまでの毛糸会社が出している手編み用毛糸とは違った形での編物の楽しみ方ができるのが、工業糸の世界です。

これまでは、工業ニットの会社が不定期で、自社工場・事務所あるいはイベント出張という形で販売がなされてきました。

それが、このITORICOTは常設の店として誕生しました。

工業糸を多く使う人、使う機会が多い人にはとても便利なお店です。

また、手づくりの街・浅草橋にあるということで、関東近郊のニッターにとってはアクセスしやすいのではないでしょうか。

 

4月8日にオープンしたばかりということで、営業の体制を整えるためにしばらくは不定期の営業だそうです。

以下のカレンダーや、公式Twitterを確認してからお出かけください。

4月↓

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5月↓

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公式Twitter↓

https://twitter.com/itoricot_knit

 

これまでは、何となく工業ニットと手編みというのはお互い疎遠であった感じがしますが、ここ数年でかなり双方が歩み寄ってきたような気がします。

新しい手編みの楽しみ方が広がる予感です。

 

今回、私も1巻きキッドモヘヤを迎え入れました。

いい色、いい質感。

ってか、こんな値段でいいの?ってくらいお値打ちです。

 

ちなみに、ITORICOT は ITO(糸)とTRICOT(フランス語で編物)からなるネーミングです。

 

 

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〈おことわり〉

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編物ワークショップのご案内

 

※)日程等は変更になる場合がありますので、常に最新の情報をご確認ください。

※)こちらからお送りしている講習の予約受付完了メールやお問い合わせの回答メールが適切に届いていないケースがあるようです。@gmail.comからのメールが受信できるよう設定をお願いします。また、迷惑メールフォルダに分配されている可能性もご確認ください。

 

【重要】新型コロナウイルス感染拡大防止により、今後変更になる場合があります。

必ず最新の日付のブログに記載されている情報をご確認ください。

 

また、ご受講の際は、こちらにご協力ください。

キャンセルポリシー(こちら)も必ずご確認ください。

 

1) 銀座の編物教室(金曜日月2回、日曜日月2回)

銀座の一室を借りて、自由なスタイルでレッスンをします。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

定員は当面の間6名から5名に変更します。

4月はあと17日(日)、22日(金)です。

5月は1日(日)、13日(金)、15日(日)、27日(金)です。

金曜日は午前の部10:15~12:45、午後の部14:00~16:30

日曜日は午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で受け付けます。

詳しくはこちら


2) 東京都区内の編物教室(月2~4回程度)

土曜日を中心に山手線周辺の会議室を借りて編物教室を開講します。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

4月はあと16日(土)の大門会場(定員5名)です。

5月は7日(土)の新宿会場(定員4名)、21日(土)の西新宿会場です。

午前の部10:00~12:30、午後の部13:30~16:00

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で承ります。

 

3) 佐倉の編物教室(月1回程度)

地元・佐倉の貸しラウンジで編物教室を開講します(最寄り駅:京成本線志津駅)。

フリーレッスンのほか、(公財)日本手芸普及協会の手編みカリキュラムに沿った資格取得のためのレッスンにも対応します。

毛糸・編み図(本)の持ち込みは自由です。

4月は20日(水)です。

5月は25日(水)です。

午前の部10:30~13:00、午後の部14:00~16:30

※)昼休憩に室内で飲食ができるようになりました(ただし、黙食でお願いします)。

ご予約はメール(iton13579@gmail.com @は半角で入力。メールが不調の場合は各種SNSのDM(Instagram, Twitter, Facebook, Ameblo))で承ります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。