ズン
ズン
ズン
寒くなってきたので、
扉をがんばって閉めてくれる真心さんです(笑)
10月後半に、長女ゆとりが風邪をひき、
夫が風邪をひき、
私が久しぶりに熱&ダウン。
(かあちゃん寝込んでられないので気合で一日で回復したけどねw)
あれ?! 一人だけ元気なお方がおられるぞ~。
なんと、真心さんだけご無事でした
ほんと、体力ついたな~
そんな真心さん、来年から小学生です
長女のときは、特にお受験も考えていなかったし、
姉の子どもたちも通う学区内の学校に流れるように入学しました。
さて、真心の場合は、一味も二味も違う。
まず、「どこの学校にはいれるの?」というところからスタートです
真心は、知的&身体障害、車イスユーザー、生活面で全介助必要ですが、
気管切開、胃瘻などの医療ケアはまだありません。
一応、学区内の普通学校もぜ~んぶ「選択肢」に入ります。
我が家の場合、
①長女も通う、学区内の普通学校の支援学級(徒歩20分くらい)
②2016年4月に新設のバリアフリーばっちりの普通学校の支援学級(徒歩40分以上)
③肢体不自由OKの特別支援学校(車で15分くらい)
が主な選択肢でした。
理想の、
とっとちゃんやドキュメンタリー映画「みんなの学校」の大空小学校のような、
み~んないっしょの
インクルーシブ教育システムを実現している学校は残念ながらなく
相談員の方にも「世の中の盛り上がりに対して、現場(先生方)が追い付いていない」との現状も伺いました。
夫との話し合いで、いろんな視野を考えて決めていこうということに。
軸は「真心がえがおでいられる環境」
この時点で、①の長女が通う学校は、設備面や支援学級の現状などから、
「ないな・・・」という感じで選択肢からフェードアウトしてたので、
②か③の2択
主な流れとしては、
【年長さんにあがってすぐ】
進学についてどこに相談していいか分からなかったので、
日ごろお世話になっている発達センター(リハビリする場所)に聞いてみた
「教育研究所」という市が運営する機関を紹介してもらう。
ゴールデンウイーク明けくらいに電話してみてください、という感じ。
【5月中旬】
教育研究所に電話して、アポをとる。結構混んでいて、6月に予約をとる。
【6月後半】
教育研究所にて、真心もいっしょに面談。
コーディネーターのお姉さんが、相談したい内容などを聞き取り、
相談員の方に繋いでくださる。
(私はてっきり、この面談で進学について相談&進展があるものだと思っていたので、ちょっとクッションを置かれた感じで手間だな~と思っちゃったYO)
【7月】
やっと相談員の方と面談。真心もいっしょ。
普通学校と支援学校、それぞれ見学して決めることに。
【8月】
真心が普通学校にどれくらい適応できるかの調査をするため、
保育所に相談員の方などが視察に訪れる。
【9月】
新設されるバリアフリーの学校説明会に参加。
絶賛工事中のため、学校はまだ存在せず、CGで設備説明があった。
どの画面にも、車イスの子どもが登場し、めちゃくちゃアピール感じたけど、
いざ「うちの子入れますか?」と詳しい説明&相談をすると、
市の学務課に相談してくださいと返される。
早速、学務課というところに電話
基本、市としては【親の意向】を大切にしてくださるようで、
普通学校に入りたい!と希望したら、それなりに動いてくださる感じでした。
ただ、補助員がどれくらいつくか、は入学を決定した後に、
予算が組まれ、人材の募集をする・・・という流れのため、
トイレも移動も全介助を必要とする真心の場合、
「補助員の有無」が不透明な条件で決められないのが実際のところ(笑)
仕組み上仕方ないのは分かるけど、ねぇ~・・・
結局、学務課で延々とこの話になり、すっきりしないまま電話を切りました(笑)
【10月初旬】
特別支援学校の見学。夫とわたしのみ。
ちなみに、豆知識 以前まで養護学校、聾学校など呼んでいたのを
H19以降から「特別支援学校」という総称にしたそうな。
真心が障がい者手帳をもらったときから、将来通うんだろうな~と意識していたので、
イベントで学校を訪れたことはありました。
が、ちゃんと学校の設備などの説明を受けたことはないのでアポとっていきました。
にこやかな先生2人が出迎えてくださり、
真心の状態をお伝えし、学校の一日の流れ、カリキュラム、行事の説明、
実際の教室の様子、設備の案内などなど。
↑ここです。
説明のあと、夫と意見が合ったのは「支援学校は安心して真心を預けられる」ということ。
大まかなメリット・デメリットを並べると、
【普通学校(支援学級)の場合】
<メリット>
・保育所で経験した、いろんな子どもたちと時間を過ごせる
・家から比較的近い
・もしかしたら学童も利用できるかも?!
<デメリット>
・先生が障がい、病気に関する知識が浅い可能性大 ※1
・補助員の確保が不安定
・真心の状態に合わせたカリキュラムで一日の流れをくめない
・運動能力や知的な面で、普通級との関わりに制限がある
(図工や体育の一部、給食しかいっしょじゃない、とか)
・食事形態の対応は困難
など(まだたくさんあるけど割愛w)
【支援学校の場合】
<メリット>
・自立活動と呼ばれる、専門知識をもった先生が身体をストレッチしてくれたり、ケアをしてくれる時間がある
・大人の手が多い(手厚い)
・行事も普通学校と同じ経験ができる(修学旅行、お泊り、運動会、文化祭など)
・車イスに乗る生活が当たり前の環境
・夏は先生総動員で温水プールに入れる
・摂食(食べ方)も、食事形態も対応OKで安心
など(まだたくさんあるけど割愛w)
<デメリット>
・障がい児と大人に囲まれた生活で、健常児との交わりがない
(交流は、希望すれば普通学校に遊びにいく機会はもてるとのこと。ゲスト、みたいなw)
・家から車で行く距離
・学校のあと、デイサービスなどを利用するとしても、だいたい17:00までが多く、今までのように仕事できない可能性大
などなど。
※1に関しては、大きいと思います。
だって、特別支援学校の先生は、教員免許の他に、
特支免許という教員免許が必要で、更なる学び&実習をしているのだそうです。
(例外もあるようですが)
とくに、真心がお世話になる予定の松戸特別支援学校では、
摂食指導、抱きかかえ方、などなど細かく指導されているのだとか。
必要な知識だけど、特別支援学級の先生は学ばなくても、実習で経験がなくても、
障がい児がクラスにきたら対応しなきゃいけないわけです。
なので、松戸特別支援学校から近隣の普通小学校の特別学級に
週1で指導にいっているのだとか。
それに、市からでる補助金も支援学校の方が手厚い。(イコール、人手も厚い)
ここまで書くなかで、つくづく支援学校ってすごいな~と思いました。
だって、その子その子にあった教育って、理想だけど、
普通学校では難しいのが前提じゃないですか。
でも、支援学校では、その子の状態をよーくみるのが前提になっている。
特別支援学校に入れるって、ラッキーなことなのかも( *´艸`)
ということで、特別支援学校に入学する手続きを進めます
【11月】
相談員の方と最終面談をして、今後の流れを確認。
※学区内の小学校で行われる就学時前健診は、特別支援学校に行く場合は免除になりました。市と学区内の学校にその旨を連絡した上で。連絡しないと、「虐待」の疑いがかかるらしいです。節目節目で観察しているんですね~
【12月】
真心と支援学校体験の時間をつくる。
書類作成&保育所に提出。保育所が「観察書」などといっしょに市に提出。
【1月】
市と県の審議委員会にかけられる。
※昔は、親と子もその場に呼ばれていたそうだけど、手間を省くために、最近は子どもの写真を提出すればOKになったらしい。写真を眺めながら大人たちがあーだこーだ”想像”して話し合っている場をイメージするとなんだか、ね
【2月】
きっと、決定通知書がくるはず。
【3月】
支援学校から「説明会」のお知らせがあって、入学のこと、必要な物資の話を聞くんだろうな。
【4月】
入学式(予定)
ということで、長くなりましたが、
普通学校(支援学級)と支援学校でお悩みの方、
再来年以降、進学を控えている方の参考になればと思い、
ざざっと書いてみました
やっぱり、決め手は・・・
真心が笑顔で生活しているイメージ
が湧いた方でした