817.これからの 選挙牛耳る AIも 口先だけなら ロボットオーケー

 

 「敗軍の将は兵を語らず」(史記):戦争で負けた将軍は兵法について語る資格がない。

 「捲土重来」(杜牧「題烏江亭」):物事に一度失敗した者が、非常な勢いで盛り返すこと。

 

 7月7日の都知事選で小池氏が291万票、石丸氏が165万票、蓮舫氏が128万票を獲得した。

 26万票を得た田母神氏は、他の52人の候補者と同様、得票が有効投票数の1割未満だったので、300万円の供託金没収される。総額1億5,900万円が都の収入になるが、都は得をしてはいない。7月3日時点で都選管による支出試算は59億2,400万円だからだ。因みに2012年の支出は38億4,600万円1

 

 8日以降、以下の発言があった。

 

 蓮舫氏:「私の力が足りなくて申し訳ない。私は敗者ですから…。何故負けたのかを分析して反省して、足りないところを足していきたい」。

 立民の大串選対委員長:「今回の敗因や無党派層へのアピールが弱かった要因について、党本部でも分析や検証をしたい」。

 立憲の辻元清美代表代行:「既存の政党が嫌われているような気がした」。

共産の小池書記局長:立民との連携については「必要不可欠だった」。

 

 筆者が思うところは3つ。①立民と共産は自民党議員のパーティー券🍺🍣収支問題で大騒ぎをし、それを国政問題だと有権者に誤解させた。②1963年以降、既成政党候補より無所属候補が多くなり、都知事選が売名行為温床になった。③小池知事や石丸氏が利用したAI・SNSが選挙活動の幅を広げた。

 さて、米大統領選挙は11月。衆院選挙がその前になるにしろ後になるにしろ、各党には本気で外交政策を打ち出して欲しい。何故か。4年前のレギュラーガソリン価格は130円で現在は175円2諸物価高騰の原因は一にも二にもロシアのウクライナ侵略だ。これに対処せず内政安定などあり得ない。

 只、懸念がある。今般の都知事選をどう反省するにしても、各党がSNS選挙戦術に拘泥するような気がする。口先だけの選挙なら花火🎆大会と同じ。打ち上げ後に拍手👏をしたら終わり。

 

[出典1 読売オンライン 都知事選の執行費用は59億2400万円、掲示板設置・政見放送の経費・公報印刷代…全て都が負担 2024/07/03 13:30(参照 2024-7-9)]

[出典2  https://pps-net.org ›

ガソリン価格の推移 新電力ネット(参照 2024-7-11)]