814.休の字は 休むと読めど その意味に 幸い喜び 憩うも含む

 

 最近「老い」を感じる場面が2つある。

 1つは毎週水曜日の掃除の時。台所で掃除機を掛ける前に2人掛けと3人掛けの椅子を縦にしてテーブルの上に置く。

 もう1つは買い物に出掛ける時。門扉外から自転車🚲を両手で抱えて14段の階段を上がる。

 同じものを持ち上げるのだが、つい、「これが持ち上げられなくなれば終わりだな」と思う。つまり筋力低下=耐え難い「老い」となる。

 7月5日朝、片野秀樹理事がラジオ📻に登場して「疲れ」について語った1。彼は『休養学 基礎-疲労を防ぐ!健康指導に活かす』の著者。筆者は真剣に聴き、帰宅後には休養学2を検索した。せめて今の状態を維持したいからだ。

 疲労に関する2021年の調査では、8割超が「疲れている」と答えた。年々その割合は増えていて、特に若い女性が家事と育児で特に疲れているとか。

 ではどうすればいいのか。片野氏は疲れに関して多くの現代人が陥っている「三角形サイクル」に活力を加えた「四角形サイクル」で回すことを提案する。

 

       活動           活力    活動

       △     □

   休養     疲労        休養    疲労

 

 活力を得るために、「休養」を生理的休養」と「心理的休養」と「社会的休養」の3つに分け、守りの休養を攻めの休養にシフトさせる。各休養を組み合わせて効果を倍増させる。

 

 生理的休養

  休息型(家でのんびり)+運動型(ヨガ、ウォーキング、お風呂)+栄養型(好物を食べる)

心理的休養

  親交型(友達と集まる、ペットと遊ぶ)+娯楽型(趣味を追求)+造形・創造型(自然に触れる、ジーッと窓から外を眺める)

社会的休養

 転換型(買い物、旅行、部屋の模様替え

 

 片野氏はもう1つ強調する。日本人は往々にして休暇取得に罪悪感を覚える。しかし疲れたまま仕事をすれば、100%のパフォーマンスを期待できない。従って個人でも会社でも仕事と休暇とを両立させることが重要だ、と。

 筆者に親交型という意識はなかったが、翔ちゃん🐱とアリスちゃん🐈を見ていると、クスリと笑うことが多い。例えばラジオ体操の時、アリスちゃんは筆者が広げた足元を8の字にウロウロする。危なっかしいが、微笑ましい。3回買い物に行けば、歯噛みすることがあっても、1回は〝掘り出し物″を見付けるので転換型も役に立つ。

 さて厄介なのは活動だ。活動と言えるかどうかは疑問だが、世界情勢を見聞きする都度、腹が煮えくり返ることが多い。三面記事の詐欺やイジメもそうだ。これらを休養で相殺することはできない。

 片野氏には、名前を両野氏と変え、新著『急用学 起訴-怒りを防ぐ!正進指導に活かす』を出版して欲しい。

 

[出典1 2024年7月5日NHKラジオ第一 マイ!Biz著者に聞く「あなたを疲れから救う休養学」片野秀樹(一般社団法人日本リカバリー協会代表理事)]

[出典2  https://www.venex-j.co.jp>rest>detail

片野先生、休養学って何ですか? - VENEX 2022/11/30(参照 2024-7-5)]