811.平等は 二昔前 法制化 〝男になれ“は 何を鼓舞する

 

 7月2日夜、例のダラダラ夕食を続けていた。そしてテレビ📺神奈川のプロ野球⚾中継を選んだ。対戦は横浜ベイスターズ対ヤクルトスワローズ。

 4回裏まで横浜が6対0でリード。ニヤニヤしていたのはその時まで。5回表に2点、6回表に2点返された。

 *野球ファンでない読者、野球のルールに詳しくない読者には申し訳ないが、もう少し続けさせて欲しい。

 6回裏のワンアウト後、6番佐野がレフトへのヒットで出塁。7番山本もヒットでランナーは1、2塁。8番京田が三振でツーアウト。9番はピッチャー交替で出ていた坂本だが、代打戸柱。2点リードとは言え追加点が欲しい。戸柱はここぞという時にホームランを打つこともある。

 この中継解説者は巨人で4番を打った経験がある中畑。横浜の監督を4年間務めたこともある。現役時代の成績は、1,294安打と171本塁打と通算打率2割9分。監督としての成績は勝率4割2分8厘で、セリーグ5位と6位が2度ずつ。

 その中畑が言った。

になれ!」

 直後、中畑は監督時代も代打を出す時、打者に

「男👱になれ!」

と言ったと付け加えた。

 筆者の反応:「❓❓❓」

 戸柱に対するピッチャーは石山。彼の球速は140㎞前後。中畑には、先ずスタメンのような大振りを1回見せ付けろとか、最初のストレートを狙え、などと言って欲しかった。解説とは試合を自分で楽しむことではなく、時間潰しでお喋り☺をすることでもない。

 試合は6対4のまま横浜が勝利したが、どうも「男になれ」が気になる。子を産めない男に、「種付けをしろ」では意味が通じない。

 パリ五輪の卓球では早田と張本が混合ダブルスに出場する。試合が接戦になる時、監督が早田に「女👩になれ」と叫び、張本に「男👨になれ」と叱咤することなど考えられない。

 さて、日本が男女共同参画社会基本法を成立させ、公布・施行したのは1999年6月。既に25年が経過している。「男になれ」は死語にするべきだろう。「女らしく」も同列だ。