780.斬新な 発想したと 自惚れた 二番煎じじゃ 客には出せず

 

 英語では“I have good news and bad news for you.  Which would you like to hear first?”(ねえ、良い知らせと悪い知らせがあるんだけれど、どっちを先に聞きたい)とよく言う。これは色々な状況で使われるが、相手には両方共伝えるのが前提。

 本日は喜ばしい😀ことと恥ずかしい😅ことを報告する。先ずは前者を。

 筆者はブログNo.131(2022年8月11日)で「ローカル線 見捨てる前に チャリンコは 再興手段に ならないものか」と書いた。これは全国で赤字ローカル線廃止が増える中、工夫して乗客数を増やそうという提案だった。具体的には、乗客数が少ない電車🚃に自転車🚲を載せて収入を増やし、と同時に、通勤・通学で電車を利用する人の行動範囲を広げるというもの。

 筆者の実家は島根県浜田市にあり、山陰本線の乗客が少ないので思い付いた。JR西日本にはその旨の提案を実際にした。その後の状況は変わっていないが、6月2日の新聞を読み、全国各地に「サイクルトレイン」の導入が進んでいることを知った1

 サイクルトレインとは乗客が自分の自転車を車内に持ち込むことができる制度である。国交省によると、2023年度に運行されたサイクルトレインは74社152路線で、年々増加している。慶賀。

 次に恥ずかしい方を書く。

 上記記事を読んでから検索すると、サイクルトレインの話題は2022-23年に掛けて頻繁にある。筆者は少し気を良くした。

 ところが検索を続けると、一番古い記事2は、2011年のもの。それによると、サイクルトレインは静岡の三島駅から修善寺駅までを結ぶ19.8kmの路線で既に運用されていた。但し、東日本大震災の影響で、運用を暫く中止するという知らせだった。つまり、筆者の発想目新しさは皆無。

 さて、独り善がりだったことは別として、サイクルトレインは観光地の魅力を再発見するための手段になっている。山陰を含め、東北などの過疎地では、通勤通学用にも登録制サイクルトレインを推進して貰いたい。近鉄では2023年冬から実証実験が始まっているとのこと。

 

[出典1 2024年6月2日付け産経新聞特集『ローカル線のチカラ サイクルトレインでエコ&健康ライフ』]

[出典2  https://www.sportsentry.ne.jp ›

スローライフのECOサイクリング ツール・ド・伊豆サイクル ...スポーツエントリー サイクルイベント(参照 2024-6-2)]