779.ヒマラヤの 天然水は 極上か 井戸端会議に カルキの笑顔

 

 プロ野球⚾開幕から既に2カ月が過ぎた。千葉テレビ(ロッテ)やテレビ埼玉(ライオンズ)はゴールデンタイムの時代劇再放送を先送りする。

 5月31日、ダラダラ夕食の筆者が📺リモコンをプッシュしていたら、昔の狭い画面が現れた。番組名は『Jテレ:世界ウルルン滞在記』これは世界各地でホームステイした著名人の体験談を紹介するもの。出演者は徳光和夫、相田翔子、石坂浩二、中島知子、上原さくらなど。2002年5月19日の放送にゲストで登場したのは真矢ミキ(38)。皆若い!筆者ももう少し若かった。

 話題は一妻多夫(?)。一夫多妻ではない。

 真矢が訪れたのは標高3,300mのネパールの寒村(71世帯700人)。6日間滞在したのはテンジンさん一家。家族構成はテンジンと妻と彼の姉と妹と長男(24)と次男(17)と三男(13)と孫2人に加え、息子3人と結婚している嫁のカルキさん(23、結婚した時は15)!?

 この制度は生まれた子供全員を長男の子とすることで家族の畑や家畜などの財産を分散させないようにするため。縁組は親同士が決めるが、最終判断はになる女👩がする。

 カルキさん含む女達4人は子育てやヤク(荷役用の牛🐄)の放牧を含めて家事全般を切り盛りする。洗濯では200m離れた川まで行く。主夫の筆者が驚いたのは彼女の睡眠時間(夜12時から朝4時まで)。因みに男達の仕事は他にもあるだろうが、放送されたのは昼から山⛰へ行き、燃料用の薪を切り出して夕方までに戻ること。

 取材を意識したとは思えないが、カルキさんは終始笑顔だった。その笑顔が一番輝いていたのは子供達を伴った嫁同士の茶話会☕だった。定期的にあるらしいが、一服の清涼剤は必要だろう。

 真矢は1対1の恋愛と結婚に触れるが、カルキさんは一妻多夫に疑問を感じていない。外界からの情報が山奥まで届かないからだろう。

 さて、この番組放送から既に22年が経つ。山奥の暮らしも徐々に変化している筈だ。番組後半では、うろ覚えだが、カルキさんの夫でもある三男が下山して学校に行くと言っていた。長男は彼が若い娘に恋愛感情を抱くだろうと語っていた。

 あの寒村でも男女共同参画やLGBTQを話し合う時代が来るのだろうか。

 尚、2012年当時、近在の村の平均寿命は男48歳、女45歳1

 

[出典1  https://www.afpbb.com/articles/-/2905806

AFP-BB News ヒマラヤの秘境に「一妻多夫」の村、 ネパール 2012年10月9日 16:32(参照 2024-6-2)]