769.毎日を ファッションショーに しましょうよ 箪笥の肥やし 花は咲かない

 

 筆者が住む町内のゴミ収集日は、月と金が「燃えるゴミ」、火が「プラゴミ」と「紙ごみ」と「古布」、木が「ペットボトル」と「缶」と「瓶」。

 先日の衣替えでは、40年物のネクタイやセーターなどを90ℓのビニール袋に畳んで入れて火曜日に出した。少し空いたスペースに自己満足

 最近のテレビ📺CMはSDGsを連呼する。企業イメージを高めるためらしいが、視聴者の心にどう響くかは疑問。

 SDGsとは2015年の国連総会が持続可能な開発のために掲げた17項目のこと。①貧困や②飢餓の解消、③福祉促進、⑥安全な水の供給などに加え、⑫作る責任と使う責任も訴える。

 筆者はブログNo.687で、日本のアパレル業界は年間40億着の衣料品👔👗を供給するが、売れ残る20億着は廃棄処分と書いた。先日の新聞で類似記事を見たので捕捉する。

 2020年の環境省調査によると、2019年にゴミになった衣類は45万トン。ピンと来ない総量だが、客船クイーン・エリザベスⅡの総トン数は7万トンなので、6隻分以上がゴミになった。驚くのは服1着当たりの環境負荷。CO2排出量が25.5㎏で、水消費量が2,300ℓもあると1

 筆者は自分の衣類(肌着からジャケットまで)を季節に応じて順番に着る。妻はその数倍の量を持っている。ここからは内緒だが、箪笥の肥やしが可哀相😢。

 「捨てる神あれば拾う神あり」。2007年に創業した鹿児島県のECOMIIT(エコミット)社では、回収衣類のリユースが88%、リサイクルが10%で、廃棄は2%。同社の3年後の目標は全国にある3千カ所の回収拠点を1万カ所に増やし、回収量を年間3万トンにすること2

 さて、ゴミの当て字は護美。護美のために必要なものは使い、不必要なものは処分しよう。尚、配偶者(パートナー)は粗大ゴミにはならないので、リユースが鍵🔓。

 

[出典1 環境省「サステナブルファッション」サイト(参照 2024-5-20)]

[出典2 2024年5月20日付け産経新聞『衣類回収 再活用98%』佐藤克史]