768.ワナワナは 震える時だ ワッハッハ 笑い飛ばそう 小遣いの人
「老いた人々にとって素晴らしいものは
暖炉とブルゴーニュの赤ワイン🍷と
そして最後に穏やかな死だ
しかし、もっと後で、今日ではない」 ヘルマン・ヘッセ『老いる』
「芸に通過点はあっても、到達点はない」 坂東玉三郎、歌舞伎の人間国宝
桂文枝(関西大卒)は、「兄(あに)さん」と呼んでいた桂枝雀について、「あれだけ落語が好きで勉強をし、稽古をし、のめり込んだ人はいない。落語の歴史が400年あったとして〝唯一無二″の存在だった」と語った1。
驚いたのは、枝雀が59歳で自死の道を選んだこと。文枝は、神戸大卒の彼が「自分を超えるしんどさ」に「自分なりのケリをつけた」のではないかと言う。落語家も晩年になると物覚えが悪くなりネタも限られるので、その意味で兄さんは最高の落語を残したとも言う。
晩年に関する筆者の見解は異なる。芸の完成度は文枝の言う通りだろう。しかし玉三郎はその現実を直視した上で、どうすれば最高に近づけるのかを模索しているに違いない。右の道を辿り難くなれば、左の道を、更にその左端の道を歩もうと。
その前提は何か。昨日の自分と今日の自分と明日の自分。ヘッセが言う「もっと後で」がより現実味を帯びる。
さて、「笑い😄」にはこんな研究がある2。
(1)笑う時は腹式呼吸と同じ呼吸法になる。肺活量は、胸式で約500mℓ、腹式での最大は2,000mℓ。大笑いすると血管拡張、血圧降下。
(2)癌と闘う免疫細胞のナチュラルキラー細胞は、寄席を見る前と後で、35-45%増加。
(3)高齢者👴👵でほぼ毎日笑う人と、笑う機会がない人とを比べると、認知機能は前者が後者の3.6倍。
庶民に寄席へ日参する財力はない。ではどうするか。テレビ📺やラジオ📻のお笑い番組で笑うしかない。
時には笑う対象を見付けてもいい。
5月20日(台湾総統就任式)、在日中国大使館での会に出席した鳩山由紀夫元首相は、呉駐日大使の過激な発言(日本の民衆が火の中に連れ込まれる)に対し、「基本的に同意する」と述べた3。
「又また馬鹿を言っている」、「キャー、キモイ!」と笑い飛ばそう。
「えっ、笑えない?」😱😭🙇
[出典1 2024年5月21日付け産経新聞『話の肖像画』桂文枝]
[出典2 https://www.tyojyu.or.jp ›
公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット 笑いと健康2019年2月 1日(参照 2024-5-21)]
[出典3 2024年5月21日1700配信 中国大使の「日本の民衆が火の中に」発言に鳩山元首相「基本 ... 産経新聞(参照 2024-5-21)]