743.バタフライ 池江璃花子の 独壇場 セク・パワならば 2人ダントツ

 

 小学生の頃、筆者は同じ町内の同級生OとSと遊んだ。Oは家が裕福で庭が広かったからか、低学年の時から蝶🦋の標本を作っていた。高学年になると彼は蝶博士と呼ばれるようになり、自分の部屋に標本箱をいくつも飾っていた。クロアゲハ、モンキアゲハ、アオスジアゲハなどは筆者も捕まえたことがある。

 1982年に岩国から横須賀に転居すると、筆者は軽自動車🚗を購入した。三浦半島にはJR横須賀線と京急線があるが、買い物を含め車がないと不便だったからだ。同半島最高峰の大楠山(241m)へは家族で何度も行った。或る時、車を降りて歩いていたら奇麗な蝶を見付けた。アサギマダラだった。前翅は黒と白で後翅は褐色と白。その時Oのことを思い出した。

 後に知ったことだが、アサギマダラは渡り蝶なので季節の変わり目に日本列島を縦断する。NHKEテレの『地球ドラマチック』はアメリカとメキシコを3,000㎞ほど移動するオオカバマダラを紹介していた。

 ブログNo.510でも書いたが、宗教学者の山折哲雄によると、ギリシャ神話に出て来る蝶はプシケーで、プシケーには魂という意味もある。日本の古い文献には「蝶になって浄土に赴く」という話がある。彼が引用した心理学者エリザベス・ロスは、早世する米国の子供達の殆どが蝶になると信じて逝くと書いている。

 蝶々は美しい。ひらひらと飛ぶ姿は優雅。それに魂などの意味が加わると神々しさもある。

 さて、先頃辞任したのは岐阜県池田町の岡崎和夫町長(76)と愛知県東郷町の井俣憲治町長(57)。平に平に「ご容赦を」と語っていないので神々しさなど皆無。