742.焼酎は お湯、水で割る 冬と夏 旅と飲食 応援割りだ

 

 観光庁が旗振りした旅行代金補助する「北陸応援割」が4月26日宿泊分で終了した。但し、石川のみは第2弾が4月19日からで、時期は5月7日から7月31日まで。

 観光カリスマ山田桂一郎氏によると、いずれの応援割も発売と同時に完売。政府にも地元自治体にも予算に限りがあるからだ。

 被害が大きかった能登は当分の間営業再開が無理なので、応援割りでの支援は該当しない。だから山田氏は他の支援策として、宿泊料金などの復興増し、応援増しがあってもいいし、政府による融資税金優遇措置が望ましいと語る1

 東日本大震災後に現地へ行っている山田氏が何度か強調したのは復興には時間が掛かること。三陸鉄道🚃の北リアス線と南リアス線の全線復旧は2014年4月だったが、北と南とに挟まれた山田線(釜石~宮古間)の運行再開は2019年3月。常磐線の富岡〜浪江間が復旧したのは2020年3月だった。つまり10年を要した2

 ブログNo.677で書いた通り、石川県は北部の能登と南部の加賀に分かれる。そして加賀に全人口の85%が住む。能登半島は100㎞と長いのでインフラ設備復旧が遅れている。

 さて、筆者は10年間継続させる石川応援割を観光庁に提案する。具体的には、学校の夏休みと冬休みと春休みに5月の連休を加えた4つの期間を対象として旅行代金を補助する。

 今回終了した北陸応援割予算は94億4,000万円だった。この数字を基に10年間の予算を10億円とし、各期間の予算を2,500万円とする。観光客1人当たりの補助を1泊なら2万円💴で500人を募集し、2泊なら3万円で更に500人を募集する。

 その際、同じ客の応援割利用を1年に1回とすれば、リピーターを確保しつつも新規観光客を増やすことが可能になる。観光客には少なくとも2万円分を飲食お土産に使って欲しい。

 尚、復興の進捗状況によるが、6年目から10年目までの旅行先は能登に限定する。

 

[出典1 2024年4月25日NHKラジオ第一▽ニュース▽マイ!Biz「どう支える 被災した観光地」観光カリスマ山田桂一郎]

[出典2  https://weathernews.jp › topics

東日本大震災で被災した鉄道はどう変わった?ウェザーニュース(参照 2024-4-25)]