727.目立たない 場所はお宝 手を入れて 地理を変えたら 飛行機飛ばす

 

 筆者にとって自転車🚲は生活必需品。自宅から3-4㎞の範囲内で買い物をするからである。

 自転車が不要になれば1台500円の手数料を払い、市役所に電話📞をし、粗大ごみとして処理する。

 筆者が毎朝散歩🚶する途中に駐車場🚗がある。広さは150m2ほどで、その奥に50台ほどの錆びた自転車が放置されている。その右側にある古びたビルディングは6階建て。1階の2店舗は営業しているが、2階から6階までのアパートに人が住んでいる気配はない。

 筆者の想像だが、以前住んでいた人達の何人かが自転車を置いたまま引っ越しし、いつの間にか放置自転車が増えたのだと思う。

 この歳になると自分には関係なくても資源ごみ50台が気になる。

 4月10日、筆者は市役所の家庭系廃棄物対策部に電話を掛けた。続いて道路政策推進課にも電話した。「私有地に放置されている自転車に対しては何もできない」との回答。次に警察の地域課に連絡した。同様の反応だったが、盗難車両なら調べることはできるとの由。I氏は警察官👮を送り、土地所有者と話してみると言った。

 50台x500円=25,000円。駐車場所有者が何もしなければ10年後には100台になるかもしれない。

 古いだが、1979年に始まったTBSのテレビドラマ『3年B組金八先生』に登場したのは後に「たのきんトリオ」と呼ばれた田原俊彦、野村義男、近藤真彦。マッチこと近藤は『愚か者』を歌っている。歌詞には男と女が愚か者の酒場で罪と罰の酒🍻を飲むという件(くだり)がある。まあ男👨と女👩、否、パートナー同士の問には複雑なものがある。

 それはそれとして最初の1台の持ち主と真似した49人は、愚か者の酒場に屯(たむろ)して酒を飲んでいるのだろうが、彼らにはまだ可愛げがある。

 さて、「塵も積もれば山となる」は、元来、些細な善行努力を地道に積み重ねることを奨励する教えだった。昨今はそうではない。広い海の小さな岩礁🏝に手を入れて整備し、同じことを地道に続ければ、周囲の群島が全部自分の物になる。これがグローバル赤い行動規範だ。