688.遺骨とて 鑑定すれば 同類を 見分け未来に 貢献するかも
研究者が直ぐ結果を出せば願ったり叶ったり。医学然り、電子工学然り。
鳥類学者の川上和人氏は直ぐ役立たなくてもいずれ日の目を見る研究をしている。それが鳥🐦の標本作成(剥製、卵🥚とか巣など)である1。
一般人が見る剥製は展示用なので、翼を広げたり、餌を食べたりする姿をしている。これが本剥製で、研究者が使う仮剝製は翼を閉じた標本で、世界中同じ姿勢をしている。
川上氏は、「標本は辞書📖のようなもの。網羅的に用意し、いざという時に使うもの。標本は或る時代の或る場所に標本がいたという確実な証拠である」と言う。
その役立つ事例とは。
オーストラリアで過去100年の鳥の標本を研究したら体が小さくなったことが分かった。これは地球温暖化の影響だと考えられている。
筆者がハッとしたのはツノ(角)がある哺乳動物の話。鹿🦌、キリン、牛🐄、サイは基本的に草食動物であり、肉食のライオン🦁やトラ🐯に角はない2。ツノは身を守るためだろう。
最近は標本からDNAを取り出し、絶滅した鳥の分類を見直すこともできる。体の中にある安定同位体の窒素や炭素を調べると🔬何を食べていたかも分かるらしい1。
さて、筆者は有為の研究者に遺体を調べて貰いたい。対象は独裁者。
ウィキペディアが名指ししたのはスターリン、ヒットラー、毛沢東、ムッソリーニ、金日成4。ネットのいちらん屋は、ポル・ポト、フランコ総統、レオポルドII世、燕山君、ロベスピエールなども列挙する5。
筆者は古代エジプトのファラオと秦の始皇帝も付け加えたい。ファラオ達は118基のピラミッドを建設したがその目的には定説がなく、壮大な無駄をしたと考えるからだ。
上記人物の遺体や遺骨🦴が残っていれば、共通するDNAが見つかる筈。北の御仁のものと比較すれば、危険分子を見つけ出し、将来的には何らかの対策を取ることができると思う。気の長い話で申し訳ないが、説得力のある仮説と言えないだろうか。
[出典1 2024年3月2日NHKラジオ第一「マイあさ!」土曜5時台 ▽いきものいろいろ「標本」鳥類学者川上和人]
[出典2 https://bookplus.nikkei.com>
なぜ鬼のツノを科学する? 人気の鳥類学者・川上和人氏に聞く 著者の仕事の哲学2023/6/5(参照 2024-3-2)]
[出典3 https://ja.wikipedia.org › wiki ›
独裁者 Wikipedia(参照 2024-3-2)]
[出典4 https://ja.wikipedia.org › wiki ›
ピラミッド - Wikipedia(参照 2024-3-2)]
[出典5 https://ichiranya.com › 026-world_dictator
世界の独裁者の一覧 いちらん屋(参照 2024-3-2)]