643.現状は 誰が言ったら 変更で 誰が言ったら そのままなのか 

 

 台湾総統選挙の結果は1月13日夜に確定した。通常国会は26日に召集される。26-14=12。これは何の計算か。

 14日、在日中国大使館は、上川外相が台湾総統選での頼副総統の当選に祝意👏を示したことに反発する報道官談話を発表した。「中国内政への重大な干渉」だとして日本側に「厳正な申し入れ」👎をした。中国外務省はブリンケン米国務長官やキャメロン英外相が示した祝意にも反発した1

 15日、米国のハドリー元大統領補佐官やスタインバーグ元国務副長官らで構成する非公式代表団は、台湾総統府で蔡総統と面談🤝した2。続いて彼らは民進党本部で頼副総統と会談🤝した。この代表団が米国を出発✈したのは14日。

 さて、ここで26-14=12を再掲する。国会召集までまだ12日も時間があるのに、日本の元閣僚など自民党議員は何をしているのか。「台湾有事は日本有事」と言われてから久しい。そう憤っていたら、13日に訪台した日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)会長の自民党・古屋圭司衆院議員と金子恭之衆院議員とが蔡総統や頼氏らと面会していた。2人は両氏に日本を訪れてほしいと伝えたという3

 祝意については、1972年の日中共同声明第2項の「承認」と第3項の「理解、尊重」を持ち出すまでもない。

 現状変更?日米英の誰もそんなことなど言ってはいない。

 

[出典1  https://www.jiji.com ›

中国、頼氏への祝意に反発 日米英に「断固反対」―台湾総統選 時事ドットコム(参照 2024-1-16)]

[出典2 2024年1月16日付け産経新聞『米「台湾支持派盤石」』]

[出典3 日華懇・古屋会長「台湾支援の関係国との連携強化が大切」=訪台最終日インタビュー 1/16(火) 19:08配信 中央社フォーカス台湾(参照 2024-1-19)]