子供の頃、銀杏って栗みたいに美味しいよって言われたので食べてみたけど、やはり栗じゃなかった。

 

所詮「みたい」は「みたい」であるなと思った乙女、サクラでございます。

 

 

早速だけど、コーヒーを語るオジサンの話をするよ。

 

オジサンという生き物は非常に残念な生き物である。

人によってはどのように映るかは分からないが、オジサンという生き物は頑張っても残念方向に振り切る残念な野郎だと思っている。

 

そう思うしかないというのが、私の考察である……と、軽い現実逃避をしながらオジサンの話を聞く。

 

事の始まりは、インスタントコーヒーを買おうとして、パッケージが似ていた粉の方を、うっかり購入したことから始まる。

 

「やはりインスタントよりもドリップの方がうまい!」

と、ド素人の私がいれたコーヒーをうまいとほざくオジサン。

 

ド素人がいれる時点で、それ美味しくないヤツやからな。

ちなみに私は済ました顔でいれているが、見よう見まねである(笑)

 

まあ不味いとか言われるよりも美味しいと言われる方がいいので、美味しいと言ってもらえると嬉しいが、残念な生き物であるオジサンは言う。

 

「俺は違いの分かる男だからな! ブラックしか飲まない!」

 

うんうん、オジサンは基本ブラックしか飲んでないな。

砂糖はたっぷり入れてるけど。

 

コーヒー通という人たちは、本当に砂糖もなしのブラックを飲んでるわな。

 

まあ、私は基本コーヒーは別にインスタントであろうが何であろうが、極端に苦くなければよい人なんで、そこへのこだわりはない。

ミルクも入れるし、砂糖も入れる。

缶コーヒーだろうが、紙カップのコーヒーだろうが、何でもOKだ。

 

ある日、自称コーヒー通のオジサンはiPadをみてあざ笑う。

何でもあるスーパーの自社商品のレビュー、つまり評価の所に書いてある内容があまりにも酷評らしい。

 

    

コーヒーの定義があるのならば、

その最低限の水準で作られた

限りなく水に近いコーヒーである。

 

要するに、安いだけあって「水みたい」と言いたいことだろう。

 

最近はスーパー独自で、自社ブランドみたいなものを作って販売しているじゃない?

 

有名メーカーのように、一から工場を立てて年間通して製品を作り続けるんじゃなく、年始年末のような稼働してない期間の工場を借りて作るから、コスト的には安く作れる。

 

設備投資やメンテナス費用とか馬鹿にならないもんな。

 

そんなんで、最近のスーパーでは独自ブランドを立ち上げて、商品を作り、自社のスーパーで並べて販売している。

 

中にはお値段よりも材料にこだわった商品を出すところもあるが、安さを売りにする商品を出している所が多いように思う。

 

味に関しては本当に人それぞれだと思うので何とも言えないけど、その水に近いコーヒーとやらを飲んでみたいとオジサンは言い出した。

 

せっかくなので、有名メーカー品と、例の自社ブランド物の飲み比べを開催!

パンカパーン。

 

どちらが有名メーカーの缶コーヒーでしょうか?

 

ルールとして、同じコップを用意し、一つのコップの底には目印をつけておく。

同じくらい注いだあと、軽くシャッフルする。

 

まあ、美味しいコーヒーを当てるだけの簡単なクイズ。

水みたいなコーヒーか有名メーカーのコーヒーかなど、一口飲めばわかるだろう。

 

自称、コーヒー通でも(笑)

 

あまり結論を長引かせたところで面白いエピソードもないので、結果。

オジサンは水みたいなコーヒーが美味しいと言った。

 

うん、そうなんだよな。

分かるわ、分かる。

 

何でそうなったかと言うと、オジサンの好みはいわゆるお子様味覚なんですわ。

ほら、子供は苦いとか酸っぱいとか苦手でしょ?

 

なので、コーヒーの独特の苦み酸っぱさは、もともと好きじゃないんだろうね。

だから苦み酸っぱさが控えられたコーヒーを選んだんだろう。

 

言い換えれば、苦み酸っぱさという雑味がないというのは、色付きの水のようなともいえるな。

 

水に近いという表現はあながち嘘ではないが、コーヒーの風味はするし、意識するほど苦み酸っぱさがないので、飲みやすいともいえる。

 

まあ、これは個人の好みという所だな。

 

「俺をバカにしやがって!」

と、しばらくほざいていたが、半笑いでスルー。

 

個人的には、自分が飲んだり食べたりして美味しく感じたらそれでいいんじゃないかと思うんだがな。

 

 

たびたびネットでファミレスが美味しいと言っている人は、味覚障害だの貧乏人とか見下す発言をみるけど、このご時世、あの値段であのクオリティを出すのはすごい事だと思うわ。

 

だってさ、万人にあうように作られているってすごいなのよ。

だからたくさんの人が利用し、それで利益を上げているんだよ。

単価が低くてもね。

 

まあ個人の正直な感想に特に何もいう事はないけど、万人にあうように作られているお料理がお口にあわないとなったら、めっちゃ食べ物に苦労してるんだろうなーと思う。

 

それってとても不幸な事だよ。

 

うちのオジサンは少し傷んだバナナも美味しそうに食べるし、柔らかくなった柿もニコニコしながら食べるし、安いチョコレートなんかめっちゃ嬉しそうに食べるで。

 

美味しいと感じられることはめっちゃ幸せやん。

食べることが好きなオジサンらしいけど。

 

同じ人生ならば、不味いとか味ないと思うよりも、美味しいと感じられる人生の方が幸せだろうなという事。

 

でもさ、たまに床に落ちている黒いものをつまみ上げて、オジサンは「麦チョコかな?」と聞いてくるけど、それはな……。

 

ほぼウンコや。

 

手でつまむな。

あと床に落ちているものは汚いから、食べれるか考えるな。

即捨てろ。

 

オジサンが好きなオヤツ、麦チョコ。

 

 

 

 

大前提として、麦チョコ落とすなと言いたい。

 

 


人気ブログランキング

 

 

アメブロ以外の人は下からフォローしてくれると嬉しいな^^