迷走する兵庫県政ですが、明日(9月19日)から9月定例会がスタートします。その初日に斎藤県知事への不信任案が上程され、即日採決が予定されています。全会一致で可決の見通しです。

 県知事の不信任案が可決されると、県知事は、10日以内に県議会を解散するか、さもなくば失職となります(地方自治法178条)。したがって、斎藤県知事の判断に注目が集まります。

 桜井シュウは、斎藤県知事とは兵庫県の政策について意見交換したことは何度かありますが、純粋に政策の議論ですので人となり(性格•人格など)を深く知るには至っておりません。よって、県議会の解散を選択するのか、それとも失職を選ぶのか、は分かりかねます。

 ですが、3年前の兵庫県知事選挙で先頭に立って斎藤県知事候補を応援した地元の自民党の県会議員は、県議会議員選挙に備えて2連ポスターを市内に貼り出しています。斎藤県知事の人となりをよく知る自民党県議の行動を踏まえれば、県議会の解散はあると考えるのが妥当でしょう。


 前回の県議会議員選挙から1年半ですので、14億円とも言われる県議会議員選挙の費用がムダとの意見があります。

 一方で、1年半前の兵庫県議会議員選挙では斎藤県知事との連携をウリにする候補とそうでない候補との争いでした。結果は、斎藤県知事との近さをアピールした候補が多く当選しています。今となってはその判断は妥当だったのでしょうか?斎藤県知事本人の責任が問われるとともに、斎藤県知事を応援した維新の会と自民党の責任も問われるべきと考えます。その意味では兵庫県議会議員を改めて選び直すことには意味があると考えます。

 明日からの10日間、斎藤県知事が県議会を解散するのかどうか、注目します。