本日(6月12日)は、ルクセンブルク公国の皇太子閣下が来日しましたので、併せて来日中の副首相兼外相および経済相とともにルクセンブルク友好議員連盟の議員とともに懇談しました。皇太子閣下と懇談といっても、皇太子閣下はご挨拶で、具体的な政策の意見交換は副首相兼外相および経済相と行いました。皇太子閣下はニッコリと笑顔で議論に耳を傾けておられました。温和でステキな方とお見受けしました。

 

 ルクセンブルクは、人口60万人の小さな国ではありますが、西ヨーロッパの中心に位置し、金融や科学技術の中心地です。街のスケールに比べればとても多くの日本企業が展開しています。両国の経済関係はとても緊密です。

 

 桜井シュウからは、2点、申し上げました。

 1点目は、大阪万博について。来年の5月30日に大阪万博でルクセンブルクのナショナル・ディでイベントを開催するとのこと。本日の懇談の日本側の議員出席者で関西の選挙区は桜井シュウだけだったので、「地元なら行ってきて!」ということになったのですが、ここは桜井シュウの国会での主張を説明した方がよいと思いましたので、正直に話しました。つまり、国会では大阪万博の諸問題について指摘してきたが、5月30日の大阪万博の来場の機会をいかして(taking this opportunity)諸問題が解決したのかそうでないのかを確認したい、と。

 

 2点目は、パレスチナ問題について。先週、ノルウェーの水産大臣の来訪時にノルウェーはイスラエルとパレスチナの即時停戦の交渉を促進するためにパレスチナを国家承認したと聞いたこと、昨日はUNOPS中東総局長からガザの惨状を聞いたこと、を踏まえて、我々としてもアクションを取るべきということで考えを尋ねました。副首相兼外相からは、パレスチナの和平は二国家共存によって実現できること、そのためにはノルウェーとアイルランドとスペインのパレスチナ国家承認に他の国が続々と追随することがインパクトを与える、ルクセンブルクもパレスチナの国家承認を検討しているとのこと。

 日本もモタモタせずに、パレスチナの国家承認について検討を進めるべきと考えます。