本日(6月8日)は、川西能勢口駅前のアステ川西の市民プラザにおいて、伊藤塾の塾長で弁護士の伊藤真さんの講演会に参加しました。

 

 

 日本国憲法の意義について、2時間、たっぷりと講義いただきました。桜井シュウは、昔々、伊藤塾東京本校(渋谷)で伊藤真先生の憲法(と民法と刑法)の授業をナマで受講していたので、懐かしく聞かせていただきました。伊藤塾での授業は司法試験用でしたが、今日の講義は試験対策ではなく市民の教養としての憲法でしたので、内容は異なるものでした。改めて勉強になりました。

 現行憲法は、一部の憲法を何が何でも変えたがっている人たちは、マッカーサーに押し付けられた憲法と主張します。確かに、制定経緯においてGHQがかかわっていたことは事実ではありますが、その精神において日本で古来より脈々と引き継がれてきたものが盛り込まれているともいえます。だからこそ、75年を経ても機能を果たしているのです。

 例えば、日本国憲法の根幹である平和主義については、今から1400年以上も前に制定された「十七条の憲法」の第1条では「和を以て貴しと為し、忤ふること無きを宗とせよ。」で平和主義が謳われています。また、第17条では「夫れ事独り断むべからず。必ず衆とともに宜しく論ふべし。」と議論を尽くすこととしています。憲法の精神は、アメリカに押し付けられたものではなく、アメリカの建国よりもはるか昔から日本にありました。

 というような感じで、なるほどと納得する内容でした。

 

 講演内容は、後日、動画でアップするので、是非、ご覧いただきたく思います。