一昨日(4月10日)の投開票で執行されたお隣の韓国の国会議員選挙では、大統領を輩出している与党「国民の力」が議席を減らし、野党の「ともに民主党」が議席を増やしました。

 もともと「ともに民主党」が過半数ラインの150議席を上回っていましたが、さらに議席を伸ばした模様です。しかし、大統領の弾劾などの手続きを進めるための200議席には到達しなかったようです。つまり、過半数は維持したので政策の主導権は握れるものの、なんでもできる無双状態にはなれなかった、ということでしょう。政治的な節目となる議席数という意味では、現状と大きく変わらないように思えます。

 

 ところで、他国の国会議員とはさまざまな交流がありますが、選挙制度がそれぞれ異なります。お互い選挙は気になるので、選挙制度についてはお互い興味津々で会話を楽しんだりするものです。韓国の国会議員選挙は日本と同様の小選挙区と比例代表の並立制ですが、運用はちょっと違うようです。

 ともかく、新たな国会議員が選出されたということですので、隣国同士の交流を深めつつ、北東アジアの安定のために力を合わせたいと思います。