水原一平通訳がギャンブル依存症と大谷翔平選手からの窃盗疑惑でロサンジェルス・ドジャースを解雇されたことで改めて注目が集まっているアメリカのギャンブル事情ですが、基本的には州法で定められるので、州毎に異なります。有名なのは、ラスベガスがあるネバダ州でロッキー山脈の中の砂漠の州で産業が何もないからギャンブルと売春が合法化されています。しかし、ネバダ州以外では長らくギャンブルは違法でした。ところが、近年はギャンブルを解禁する州が増えているようです。

 

 昨日(3月27日)、日本経済新聞に「スポーツ賭博事業、米で急伸『闇市場』排除へ進む合法化」という記事がありました。組織犯罪による闇市場を排除するためには次善の策としてギャンブルを合法化すべきとの記事でした。目先のことを考えれば、合法にして管理した方が、違法にすることで地下に潜ってしまって取締りが困難な状況よりもマシとの考え方のようです。

 ですが、合法ギャンブルでも依存症にはなります。ギャンブルにアクセスできるようにすれば溺れる人が少なからず出てしまう、だからギャンブルは禁止というのが、歴史から人類が学んできたことです。

 桜井シュウは、やはりギャンブルは禁止すべきと考えます。ギャンブルに溺れると本人はもちろんのこと、その周りの人たちも不幸のどん底に落としてしまいます。例えば、大谷翔平選手にしても、被害にあっただけでなく意図せずとも幇助したのではないかとの疑いをかけられてしまい調子を崩しているようにみえます。折角の野球界の宝を傷つけたギャンブル依存症はケシカランと思います。

 

 違法で取締りが困難な状況よりも、合法にして管理した方が健全という考え方は、アメリカでの大麻(マリファナ)の解禁についてもいえそうです。ですが、大麻は覚醒剤よりも軽いといわれていますが、大麻でも脳を蝕むものです。大麻が蔓延する社会は脳が劣化してしまい、まずいことになります。

 

 二十一世紀になって、人類が進化するよりも退化してしまっているように思います。桜井シュウは、ギャンブルをなくしていくことで、日本社会だけでなく世界の市民社会がもっと幸せになるように力をつくしてまいります。