アメリカ・メジャーリーグ・ベースボールのロサンジェルス・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏がギャンブルでつくった借金を返済するために大谷選手のお金に手を出したとして、ドジャースを解雇されました。今後、犯罪として捜査が進むものと見られます。

 大谷翔平選手がギャンブルをやったとはとても思えないため、大谷選手はあくまで被害者だろうと想像します。しかし、信頼していたスタッフに裏切られ、違法ギャンブルにまつわる捜査に協力するというのは気が重く、気が散ることになろうかと思います。スタッフは、大谷選手が野球に専念できる環境をつくることが仕事なのに、選手をおおいに煩わせてしまっていて、本末転倒です。

 大谷選手は、今シーズンから優勝候補のチームに移籍して、しかも打者に専念ということで、今年はどのように活躍するのか期待が高まる中ですので、ファンとしても水原通訳にはガッカリでしょう。

 

 大谷翔平選手のような大物は、このような事件にまきこまれないようにするために、スタッフのクリアランスの必要性を感じました。

 実は、国会ではセキュリティ・クリアランス法案を審議中です。防衛装備などの機密情報にアクセスできる企業と人物の適正評価を行うための手続きなどを定めるものです。プライバシー保護に配慮しながら、機密情報保護を図るべく審議を進めます。