2025年に大阪市の夢洲で開催される予定の大阪万博の建設費が、誘致時点の1,250億円から2020年の時点で1,850億円に増加しました。さらに、マスコミ報道によれば、日本国際博覧会協会は、明日(10月20日)にも2,350億円に増えるとの見通しを国や大阪府・大阪市に伝えるとのこと。

 明日は大阪府議会の最終日です。このタイミングでの公表は、大阪府議会での議論を封じるということなのでしょうか。しかし、秋の臨時国会は明日、召集です。臨時国会で大阪万博にかかる問題は、建設費倍増だけではありません。軟弱地盤や建設従事者残業規制など建設工事の遅延リスク、会場アクセス問題など問題山積です。そもそも夢洲で開催することにムリがありました。万博公園@千里や鶴見緑地で開催すればこんなに難渋することはありませんでした。

 今はインターネット時代ですから、サイバー空間を有効活用して開催するというのも一つの考え方です。桜井シュウは国会で問題点と解決策を提案してまいります。


大阪万博2025の会場の夢洲を望む=撮影:桜井シュウ