岸田総理は、9月13日の内閣改造に合わせて、副大臣26名と大臣政務官28名を新たに任命しましたが、全て男性でした。

 「女性ならではの感性や共感力」は、副大臣と政務官には不要なのでしょうか?また、多くの省では、女性の政務三役がいないことになります。そうした省では、「女性ならではの感性や共感力」は不要なのでしょうか?

 「女性ならではの感性や共感力」と発言するようでは、ジェンダー平等を推進する、性差別をなくす、という観点からは、心もとないところではあります。

 それでも、大臣では過去最多の5名を登用しました。トンチンカンであったとしても、結果としてよい方向に進むのであれば、という期待がありました。

 ところが、副大臣と政務官では女性ゼロ。ジェンダー平等を推進する、多様性を進めるという想いをアッサリと裏切ったように受け止めます。