昨日(9月7日)、ジャニー喜多川氏の性加害についてジャニーズ事務所が記者会見を開きました。このことについて多くの報道がありました。その中で、これまでジャニー喜多川氏の性加害を報道してこなかった報道機関に対する批判も出ています。1980年代には、ジャニー喜多川氏の性加害について告発がありましたが、マスコミは報道しませんでした。2004年には最高裁でジャニー喜多川氏の性加害が認定されたにもかかわらず、そのときにはほとんどのテレビや新聞は報道しませんでした(毎日新聞は小さな記事で報道)。

 

 マスコミ報道がほとんどなかったことについて、マスコミがジャニーズ事務所に忖度していたのではないかとの指摘があります。そして、ここにきてマスコミから反省の弁が述べられています。しかし、本当に反省しているのでしょうか。

 権力者に対する忖度は、随所でみられます。特に、政治権力に対する忖度は日常茶飯事になってしまっているように感じます。政権にとって耳の痛いことはあまり報道しません。そして、桜井シュウが問題点を分析して指摘すると、「批判ばかり」と批判する始末です。

 国民のための政策は、現状の問題の分析がスタートです。今、こんな問題があり、問題の要因はココにあり、だからこのように改善するということです。問題摘示のない政策は単なる思い付きにすぎず、国民のためにはなりません。

 

 この30年の日本の経済と社会の停滞は、こうした批判的精神の欠如と権力者への忖度にあるのではないでしょうか。

 桜井シュウは、日本の停滞を打破すべく、問題摘示と政策提案を行っていきます。