昨日(9月4日)、最高裁判所で沖縄県名護市で建設中のアメリカ海兵隊の辺野古基地に関する判決がありました。辺野古基地の大浦湾側には最大海面下90mまで軟弱地盤があることが、建設事業開始後に発覚。国が設計変更を沖縄県に求めたものの、沖縄県が設計変更を認可しなかったことについて審議されました。

 

 国側は、裁判に勝った、としています。しかし、海面下90mもの軟弱地盤を埋め立てることなどどうやって工事するのか、というそもそもの問題は残ったままです。大浦湾の埋め立て工事には2~3兆円かかるという試算がある他、埋め立ては不可能との見方もあります。

 太平洋側ですから、琉球海溝を震源とする大地震があれば大きな被害を受けることは確実です。海面下の軟弱地盤は大きく揺れるでしょう。どうするのでしょうか。

 莫大な税金のムダ遣いになりかねません。政府は、未着工の大浦湾側だけでも、工事を中止してはどうでしょうか。