昨日(7月11日)に開催されたNATO(北大西洋条約機構)首脳会議において、スウェーデンの加盟に向けて大きく前進しました。

 

 今年4月にはロシアと1,000km以上も国境を接するフィンランドのNATO加盟が承認されました。スウェーデンの加盟が認められればバルト海はNATO諸国に囲まれた海になります。東西冷戦時代には、バルト海は、ソビエト連邦の同盟国であるワルシャワ条約機構の国々(ポーランド、東ドイツ、並びにソビエト連邦を構成するロシア、ラトビア、リトアニア及びエストニア)と中立国のフィンランドとスウェーデンに囲まれた東側の海でした。それがすっかり西側の海になり、その最奥部にロシアのプーチン大統領の出身地のサンクトペテルブルクがあります。プーチン大統領の思惑とは逆の結果を招いたことになります。

 

 人権、民主主義、法の支配という普遍的価値を大事にすることが世界平和と人間の幸せにつながります。NATO拡大が人類の降伏に繋がることを期待します。

 

 

(写真)先週のNATO訪問の記念にもらったマグカップ