フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)に加盟したことを記念して、駐日フィンランド大使館でお祝いのレセプションがありましたので、参加しました。

 駐日フィンランド大使のヤースケライネン閣下にお祝いを申し上げました。大使は、ロシアとの長い国境線を有していて難しい関係ではあるが、NATO加盟で安定することができるとお話されていました。

 

 招待客の大半は、制服を着た方々でした。すなわち、日本の自衛官と各国の駐日大使館の武官(大使館に勤務する軍人)でした。

 折角の機会でしたので、色々な話を聞かせていただきました。軍事的な分析については、防衛省・自衛隊は野党の国会議員に遠慮があるのか、丁寧な話しかしてくれませんが、外国の武官はオープン・マインドで語って下さったので、勉強になりました。

 例えば、ウクライナにおいてロシア軍は戦闘機をほとんど使っていないことについて、ウクライナの防空システムが機能していることに加えて、ロシア軍の戦闘機のステルス性能が思いのほか低かったとのこと。アメリカのF-35ならばステルス性能を活かして展開できます。ロシアは戦闘機をインドなどに売り込んでいるが、今後は武器輸出でも困難に直面する可能性があるとのこと。

 また、各国の部隊の人事交流の意義も聞かせていただきました。若い隊員をそれぞれ部隊に派遣することで、オペレーションだけでなく文化などを含めてお互いを知ることは大きな財産になるとのこと。

 

 北東アジアの安全保障環境が厳しさを増していると言われていますが、桜井シュウは様々な角度から我が国の安全を守るために力を尽くしております。