本日の午前は、アメリカ・ロサンゼルスにあるサイモン・ヴィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Cente))のアブラハム・クーパー師(Rabbi Abraham Cooper)が議員会館の桜井シュウ事務所を来訪下さいました。

 サイモン・ヴィーゼンタールさんは、ナチス幹部党員などいわゆるナチス政権下の犯罪者の追及に力を尽くした方です。その名前を冠したサイモン・ヴィーゼンタール・センターは、ホロコーストの記憶を風化させないための施設で、世界のユダヤ人などの人権を守る運動を行っています。

 



 桜井シュウは、超党派の人権外交議員連盟の事務局次長などを行っていることから、世界の人権問題について日本がどのように取組みを進めていくかについてクーパー師と意見交換させていただきました。

 その中で、ご教示いただいたのは、SNSの発展によって憎悪(hate)が増幅される傾向にあり、さらにそれを独裁政治が利用するリスクが出てきているということです。例えば、東アジア諸国において、反日の言説は溢れています。そのこと自体が日本のソフト・パワーを損なっている可能性があります。したがって、まずは、その現実を把握し分析するべきではないか、とのご示唆をいただきました。

 

 また、本日の午前には、日本ウイグル協会がウイグルでの監視カメラに日本のメーカーの部品が使用されている問題について衆議院第二議員会館で記者会見を行いましたが、会議室の確保などで桜井シュウ事務所がお手伝いしました。

 ウイグルでは大規模な収容所で多くのウイグル人が拘束されるなどの重大な人権侵害が行わています。そうした人権侵害に日本企業が意図していないとしても加担しているのではないか、ということが問題になっています。

 実は、クーパー師は、3日前に日本ウイグル協会とウイグルでの人権侵害について意見交換していたそうで、丁度よい機会ということで記者会見にも参加いただきました。

 

 桜井シュウは、日本国内と海外の人権問題について、国内外のネットワークの中で取組みを進めることで、世界中の全ての方々が尊重される社会を創ります。