最近、2021年の衆院選での立憲民主党公認の候補者が、自民党推薦で岐阜県議会議員選挙に出ることが波紋を広げ、テレビ報道されています。

 

 その報道の中で、野田聖子衆議院議員が「無理して野党にいなくていいから。私は自民党に色々いじめられてきたけど、合理的に与党の方が頂いた仕事を叶えられる。多少、嫌なおじさんたちがいても自民党の方が夢を叶えられる」と発言していたことが印象に残りました。

 確かに、野田聖子議員は、郵政民営化をめぐって2005年の衆院選では自民党に公認してもらえず、しばらく無所属で活動していた経験がありますし、2009年から2012年には野党自民党に所属していました。野田聖子議員にとっては、不遇の時代だったのでしょう。

 桜井シュウは残念ながらこれまでのところ、野党経験だけで与党の経験がありませんので、与党にどれほどの旨味があるのかは知りません。ですが、桜井シュウは野党であっても政策は実現できました。

 また、女性差別や外国人差別などを解消して人権が大切にされる社会は、自民党政権では到底実現できないと感じています。賃上げがテーマになっていますが、特に2000年以降の自民党政権は労働生産性があがっても賃金が上がらない政策を実施してきたのですから、今更、賃上げと言っても実現できるはずがありません。こうした政策が実現できないことが、今の日本社会の停滞を招いていると思いますので、自民党にいる限り、そして自民党が政権にある限り、展望は開けないと考えます。

 

 そもそも、「仕事」というコトバが曲者です。与党のいたら大臣になって仕事をした気にはなれるでしょう。でも、それで本当に国民の暮らしを底上げできたのでしょうか。

 それから、日本社会の閉塞感は、おかしなことがあっても「物言えば唇寒し」「長いものに巻かれる」という諦めムードにあるのではないでしょうか。

 しんどくても、悔しくても、みじめでも、桜井シュウは、真に国民のために働いてまいります。