ソビエト連邦の大統領を務めたミハエル・ゴルバチョフ氏が8月30日に死去しました。心よりご冥福をお祈りいたします。
ゴルバチョフ氏は、大統領というよりも書記長というイメージです。戦後は、ソビエト連邦共産党書記長がソビエト連邦のトップでした。ゴルバチョフ氏も書記長を務めた上で、1990年の憲法改正によって創設されたソビエト連邦大統領に就任しました。
さて、ゴルバチョフ書記長は、ペレストロイカ(政治改革)やグラスノスチ(開放政策・情報公開)などを進めました。その頃、桜井シュウは高校生でしたので、それまでの東西冷戦を終焉させた政治リーダーということで、憧れの存在でした。
ですが、ソビエト連邦の崩壊以降は、ロシアでは政治的な居場所はなかったようで、世界の環境保護活動など海外に向けての活動を熱心に取り組んでいたように記憶しています。京都で学生をしていたときに、京都国際会議場での国際会議にゴルバチョフ氏が参加していて、見かけて握手したこともあります。そのときは、既に一国の元首は卒業していたので、いいオジサン、って印象でした。
今、振り返れば、現代史を動かした政治リーダーも普通のオジサンなんだ、政治家もまた人間という当然のことを実感したことは、桜井シュウが自分だって議員に立候補してもいいんだと思えるキッカケになったように思います。
というのも、当時の日本は政治家の息子か大金持ちの息子でないと国会議員にはなれない、というような雰囲気があったからです。桜井シュウにとっては、自分の中にあった固定概念をぶっ壊して下さったのが、ゴルバチョフ氏でした。
改めて、この場をお借りして、感謝申し上げます。と日本語で書いても、通じないでしょうが。