東京オリンピック・パラリンピックの観客数の上限について、収容人数の50%以内で1万人以下とすることが決定したようです。
そもそも感染症が蔓延している状況の中で大会を開催することについて、疑問の声がある中で、やるとしても無観客で、というのが尾身会長などの専門家のご意見でした。なのに、1万人って大丈夫なのか、という疑問があります。
で、国際オリンピック委員会(IOC)の関係者は、観客ではなく主催者だから1万人にカウントしない、とのこと。ウイルスは、観客であろうがオリンピック委員会関係者であろうが、立場に関係なく人に感染します。どうして、2万人にはならない、と武藤敏郎大会組織委員会事務総長は述べていますが、1万人を大幅に上回ることは確実のようです。それで、どうやって安心安全の大会にできるのか、説明いただきたいです。というか、安心安全の大会にならなくなってしまうのではないか、と心配します。
あと、東京の小中学生がオリンピック・パラリンピックを観戦する「学校連携観戦プログラム」も1万人の観客上限とは別枠とのこと。小中学生は人間ではないのでしょうか。インド由来のデルタ株は、若い年代にも感染する傾向にあるようですが、大丈夫なのでしょうか。少なくとも、小中学生はstay homeでテレビ観戦でよいのではないでしょうか。観戦が感染拡大のキッカケにならないようにすべきです。