香港出張の最終日も精力的に面談を行いました。
まず、朝食を取りながら、香港の大学で教鞭を執っている日本人の教員からお話を聞きました。デモについても学生から聞いているようで、貴重なエピソードを聞かせていただきました。
続いて、立法会に移動して、一昨日、立法会議員を失職してしまった區諾軒さん、周庭さん(アグネス・チョウさん)とお話しました。區さんが議員失職となった司法判断のロジックを聞きましたが、よく分りませんでした。要するに、無茶苦茶なんだということのようです。また、5大要求とその実現の見通し、香港基本法では10年を目処に普通選挙を実施することとなっていますが、20年経っても実現していません。2014年に全人代で示された「普通選挙」の案では、候補者を中国政府が指名するので全く普通選挙ではないので受け入れられない、とのことでした。実際、周庭さんが立候補資格ナシとなったり、區諾軒さんが議員失職となったりするところを見ると、普通選挙のように見えて普通選挙ではなく、普通選挙への道のりは遠いと感じました。
最後に、Apple Dailyなど香港のメディアの取材を受けました。いずれも民主派系のメディアでしたので、民主派に肩入れするように誘導されたように感じましたが、それには乗らずに既に発表している立憲民主党枝野代表談話の範囲で応答しました。
フライトの2時間前まで活動しましたが、飛行機にはなんとか間に合いました。
