昨日、内閣府がGDP速報値を発表しました。民間予想を大きく上回る0.5%増(年率換算2.1%)でした。
景気後退局面に入ったのではないかとの指摘がある中での大幅な伸びに驚きましたました。しかし、中身をみると、個人消費と設備投資はマイナスの伸び(=減少)となっています。このことから、やはり景気後退局面に入ったのではないか、と思わざるをえません。
今回のGDP伸びは、輸出が減ったがそれ以上に輸入が減ったから、ということです。輸出からに輸入を差し引いた額=純輸出は増加ということですが、個人消費も設備投資も輸出も輸入も全部減ったということはジリ貧ということかもしれません。
もっとも、GDP伸び率に一喜一憂するような時代ではなく、むしろ生活満足度がどうか、という方が重要です。そうした観点で、経済政策を進めていきます。