今更の6月定例会での常任委員会審議の報告で、昨日のブログの続きです。

 教育関連の質問以外に、街路灯と公園照明のLED化についても質しました。つまり、LED化による初期投資が必要となるものの、電気代が安くなる分でカバーできおつりがくるのではないか、つまりLED化によって長期的に見て財政負担が軽減できるのではないか、と質しました。

 街路灯のうち水銀灯(100W)を10年間使用すると2回は電球を交換することになります。これに電気代を加えると約18万円かかります。一方で、LED化すると同じぐらいの明るさのものは40Wであり、少なくとも10年間は交換不要と言われています。つまり、初期投資と電気代で約8万円です。したがって、10年間で比較するとLEDの方が水銀灯よりも10万円お得ということになります。
 LED導入当初は少なくとも10年間はもつ、と言われていましたが、最近では15年はもつと言われています。15年間で費用比較しますと、水銀灯の約24万円に対して、LED灯では約9万円となり、さらに有利です。

 さて、先日の滋賀県知事選挙においても原発再稼働問題が争点となりましたが、水銀灯をLEDにすると電力消費を約7割カットできますから、電力不足対策としての節電ということでも効果があります。さらに、最近はマスコミ報道でほとんど取り上げられませんが、地球温暖化対策についても節電効果が大きいことから効果があります。
 街路灯のLED化は、財政負担を軽減でき、原発問題への対策にもなり、地球環境にも優しいのですから、とてもよい事業です。LED化を加速すべきと申し上げました。

 このLED化の取り組みは、近隣市の中では最も進んでおり、こうしたことを市民にシッカリとPRしていくべきだと思います。
 そこで、総務部広報課に対して、本事業について、どのように広報しているのか、質したところ、補正予算については、特に記事を予定がないということでした。そこで、補正予算としての広報でなくても、この3年間は7月1日号で節電のご協力のお願いをしているのだから、そうした中で伊丹市の節電の取り組みとして紹介すべきと提案しました。

 公園灯のLED化についても街路灯と同じことが言えます。が、公園灯についてはメーカーが1社独占状態であり、初期投資がかかることから費用節減効果は街路灯ほどではありません。10年間で比較しますと、水銀灯(100W)は約10万円に対してLED(33W)は約6万円ですから、約4万円の節約になります。
 費用削減効果がありますし、更に原発対策と地球温暖化対策としても有効ですから、LED化を推進するとともに、この取り組みを市民にPRすべきと意見申し上げました。


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