NHKスペシャルで「成長か、死か ~ユニクロ 40億人市場への賭け~」という番組をやっていました。番組のタイトルは「成長か、死か」ですが、ユニクロを擁するファーストリテーリングの柳井社長は「change or die」と言っていました。自分が変わらなければ生き残れないということだそうです。

 世界のアパレル市場では、先進国では商品が飽和しています。新興国においても世界の大手アパレルが既に進出していて、ユニクロが割って入る余地は大きくはありません。そこで、ユニクロは40億円いる貧困層にアプローチすることとし、バングラディッシュに進出したそうです。
 バングラディシュは、東南アジア諸国と比較しても貧しいですが、それでも衣料品の縫製工場が多数並ぶなど、成長しつつあります。人件費のかかる縫製業がまず立地するというのは、アジア諸国が経験した経済成長の最初のステップです。縫製工場など労働集約的な産業から徐々に産業構造を高度化させていくことになるでしょう。バングラディシュは、イギリスの植民地であったことから英語が広く使われています。
 英語が使えるということは、バックオフィス業務などのアウトソーシングの受け手やコールセンターなども十分に可能性があるということですから、今後は更なる経済成長が期待できます。

 ただし、バングラデシュはイスラム圏です。民族衣装という伝統文化があります。そうした中で、特に女性に対してどうやって服を売っていくか、ユニクロが得意とするカジュアルをどうやって売るのかが課題とのことでした。

 柳井社長は、全ての社員に対して、経営者としての自覚を持つこと、すなわち、自分で考えて、自分で判断できて、しかもチームワークができることを求めているそうです。そして、冒頭に述べた「change or die」ということも含めて、これらはどのような業界にも言えることだと思います。
 日本において、これらが最も必要な業界は政治のような感じがしますが。。。


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